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【 チラシの無料施術は意味ない! 】治療院集客が成功しない理由

なぜ「無料施術キャンペーン」は意味がないのか
整骨院・接骨院でよく見かける「無料施術」で集客しようとしているチラシがあります。
これには表裏一体の部分を正しく認識しておく必要があります。実際に、他もやっているからこの施策が良いのでは?と安易に決めているところも多く見受けられます。
では、なぜ「無料施術」のチラシが良くないのか?
ここが一番気になるところだと思います。この記事では、「無料施術」の訴求が意味ない理由とどうしたらいいのか?という改善点も踏まえて解説していきます。
無料施術チラシの効果
多くの整骨院や接骨院で取り入れられている「初回無料」や「ワンコイン施術」といった無料施術キャンペーン。
確かに一時的に新規の患者は増えるかもしれません。しかし、その多くは無料だから来院する一見客であり、継続して通ってくれる見込み患者にはなりにくいのが実情です。
チラシの本来の目的は、集客だけではないのを知らないと“集客することが目的”になりがちです。ここを正しく認識していないと、なかなかうまくいかなのは当然ということになっていきます。
無料施術キャンペーンが継続的な集客に繋がらない理由は大きく3つあります。
価格で判断されているだけ
まず1つ目に、無料施術に惹かれる層は「価格」に価値を見出す傾向が強く、「根本的に改善したい」「しっかり通って治したい」という意識が低いケースが多く見られます。
ここが一番大切なポイントです。
価値ではなく、無料という価格に釣られて利用しにきている。
つまり言い換えると、「無料だから試しに来た」という方が増えます。
そうなると、当然ですがそれ以降の継続率は下がる可能性が高くなります。無料施術の最大の副作用は、「一見さん」が増えることにあります。
それでも知ってもらいたい。来てもらいたい。ということであればいいですが、本質的な集客効果は期待できないことを念頭に動くようにしましょう。
その後のハードルが上がる
2つ目に、最初に無料で施術を受けてしまうと、次回以降の正規料金に対して心理的なハードルが上がり「お金を払ってまで通う価値があるのか」と感じさせてしまうリスクがあります。
一つ目と似ていますが、継続したとしても価格が高く感じる可能性が高くなります。
これは、事前に無料という価格のアンカーが脳内にインプットされるので、次回以降の価格が高く感じるようになるのは自然の現象と言えます。
・初回無料▸2回目3,980円→高い!
・初回1,980円▸2回目3,980円→そんなに高くない!
この2つのパターンでは、価格の心理的ハードルが全然異なります。
これは行動経済学の観点からでも、システム1とシステム2があり、システム1の直感で判断してしまうということです。
行動経済学の説明は割愛しますが、実際にはこのように直感的に判断されてしまうことを覚えておきましょう。
費用対効果が高くならない
3つ目に、無料施術キャンペーンではリピート率が低くなるため、常に新規集客を繰り返す必要があります。結果として広告コストや時間的負担が積み重なり、経営が安定しにくくなります。
ここまでご紹介してきた2つの結果によって、無料施術のアクションによる費用対効果は低くなりやすいです。
新規治療院の開業時で、とにかく「知ってもらうこと」にフォーカスした動きなら理にかなってますがオープン後にやる施策としては効果性が薄いため、結果的に広告費が高くなります。
今どのフェーズなのか?を丁寧に自院を分析するところから始めると「無料施術」を使うべきかどうか?というのが分かってきます。
最も気を付けたいのが、盲目的に他もやってるから無料施術で集客。
このような思考で作るチラシでは成功する可能性が低くなるので気を付けましょう。
集客の効果を上げるチラシとは?
では、意味のある集客チラシとは何か。
ここ一番気になるポイントだと思います。チラシの集客効果は平均で0.01%~0.3%。でもこれは平均なので、0.5%や1%に迫る効果を出すことも可能です。
大前提として、冒頭でもお話したように「価格」だけで連れてくる方法に意味がありません。
効果性の高いチラシにするには、無料に頼らず「価値を理解してお金を払ってくれる患者様」を集めることです。整骨院の施術には本来、それだけの価値があるはずです。その価値を正しく伝え、納得して通ってもらう仕組みを整えることが、持続可能な経営につながります。
価格訴求ではなく、価値訴求を意識する
今、整骨院や接骨院などの治療院業界が取り組むべきなのは「価値訴求型のマーケティング」です。
たとえば、どのような症状に対応できるのかを明確に伝える、ビフォーアフターや患者の声などで効果に納得してもらう、通院の理由や必要性をしっかり説明する、というような工夫です。
ビフォーアフターなどを掲載しているところは多いですが、結果的に無料にしてしまったら温度感の高い人が利用しにくくなるという心理を考えて作ることが求められます。
無料ではなく、例えば「初回限定○○円」などの“お試し価格”を設けることで、安売り感を避けつつ、価値を体感してもらう方法も有効です。
施術の価値を体験してみませんか?
このような思いが伝わるコピーと価格訴求、悩み訴求、価値訴求をしていくことが大切です。
無料施術はやめること!
結論として、無料施術に頼った集客は経営を不安定にさせる可能性を持っています。
本当に大切なのは、施術の価値をしっかり伝え、その価値に納得した患者様に選ばれる整骨院・接骨院であることです。
チラシの本来の目的である「集客」と「継続した利用」につながる要素を考えて作成するようにしていきましょう。
Kutuinでは、価値訴求はもちろんですが集客効果を高めるための治療院特化のチラシ制作をしています。他の治療院との差別化や本質的な集客効果を生み出したい場合には、一度ご相談ください。
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