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【 整骨院/接骨院/鍼灸院 】ブラックボードで集客できる書き方解説

ブラックボードで集客効果を高めるには
ブラックボードで集客効果を高めていくには、書き方が重要になってきます。
「でも、ブラックボードって何を書いたらいいか分からない・・・。」
こんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

治療院のブラックボードは闇雲に書かずに、戦略を立てて書いてみましょう!
整骨院・接骨院・整体院・鍼灸院などで活用可能なブラックボードの書き方について詳しく解説していきます。
オフライン集客力を高めたいと考えている先生は、ぜひ参考にしてみてください。
ブラックボード戦略について
書き方の前に知っておきたいブラックボードを使った戦略についても解説しています。どうやって使うべきか?という疑問がある先生は、ぜひこちらもご覧ください。


書き方を変えるだけで反応率アップ
書き方やデザインを変えるだけでで、視認性が上がり、結果的に反応率を高めることにもつながってきます。
例えば、「肩こり・腰痛の方はぜひ!」こんな感じの内容で書いている治療院は多いです。
でも、実際にはそれは見込みの人には全く刺さっていないのが事実です。
ターゲットやコピーをしっかりと考えていく必要があるため、チラシやHPなどと同様に「マーケティング」の視点でどうすればいいのか?というのを考えなくてはいけません。
マーケティングとは、最終的な集客までの流れを作ることです。どんな媒体でも最後の利用してもらうための導線を考えていくことが大切です。



治療院でマーケティングを使った集客をしているところは本当に少ないので、少し構成やアプローチが正しい方向に向いていくだけで反応率の改善は可能です。
マーケティング視点で考える
- ターゲットの明確化
- 顧客の悩みに対して訴求する
- 視線導線を意識する
- 読みやすさや見やすさ
- 季節性やトレンドを組み込む
「誰に▸何を▸どのように」の順番で考えると良い内容になりやすいです。つい、どのように(手法)を前面に出しがちですが気を付ける必要があります。
※どのように(手法)・・・骨盤矯正・鍼灸・全身整体など
それぞれの項目について掘り下げて解説していきます。
ターゲット設定の明確化
これは、一丁目一番地の考え方ですが「誰に向けたメッセージか」が明確でないと刺さりません。ターゲットを明確にしていくことで、書く内容は大きく変わってきます。
なぜターゲット設定が重要か?
- 広告・訴求の無駄を減らせる
→ 誰に向けたメッセージかを明確にすることで、反応率が高まる。 - 商品・サービス開発の方向性が明確になる
→ ユーザー視点の価値設計が可能になる。 - 競合との差別化が図りやすい
→ 特定の層に特化すれば、ニッチでも強力なポジションを築ける。
これらを踏まえていくと、ターゲット設定に合わせたデザイン・カラー選択なども配慮していく必要が出てきます。
顧客の“悩み”を先に伝える
実際には商品を売るより、「その人の悩みや願望」に共感する表現が大切になります。その一つとして、行動経済学の分野でも良く使われている「損失回避の法則」が代表的なものです。
人は「痛み回避」に強く反応する(損失回避の法則)
- 人は「得をする」より「損をしない」ことに2〜2.5倍強く反応する傾向があります。
- ×「1日10分で筋肉がつく」
- ○「1日10分で“年齢によるたるみ”を止められる」
顧客に対する悩みや不安を提示することで、購買行動の原動力が生まれることになります。
どうしても「お得」や「プラス」のメッセージを書きがちですが、逆です。相手が感じるネガティブな感情へアプローチすることで、行動を促しやすいというメリットがあります。
視線導線を意識したレイアウト
- 惹きつけ
- 説明
- 行動
この順で配置していきます。この後の書き方の構成でもご紹介しますが、デザインの配列は「Z」か「F」の流れを意識してレイアウトを作るようにしましょう。
一般的には、Web上は「F」で読まれることが多いとされています。文字・デザインを「F」になるように工夫をすることで反応率に変化を促すことができます。
読みやすさ・見やすさ
ブラックボードは、おおよそ3秒前後しか見られません。つまりその数秒で興味を惹きつけることを考えると、文字数や文字の大きさにはこだわらなくてはなりません。
意識したいポイント
- 漢字が多すぎないようにする
- 1行の文字数は10〜15文字まで
- 太字・色チョークで強調部位を明確にする
季節性・トレンドとの連動
「梅雨の不調対策」「夏までにスッキリ脚」など、時期に応じた訴求で関心を高めることも大切になります。
その時期にしか訴求できない内容にすることで、反応率を変えることができます。
いつも「腰痛」「肩こり」「膝痛」といった一般的な内容になってしまっている場合には、季節性やトレンドを組み込むことも検討してみてください。
具体的な書き方に関する構成を解説
ここからは、ブラックボードの書き方について各項目を詳しく解説していきます。
- キャッチコピー
- サービスの紹介
- 限定性や緊急性の訴求
- 行動を促すコピー
また、ブラックボード全体で考えたときの流れは「Z」もしくは「F」の流れで書きましょう。これはチラシで使うことが多いデザインの基本ですが、人が文字を読むときの方向に合わせていくことで視認性を上げることができます。
キャッチコピー
キャッチコピーにおいて大切なことは、通行人の注意を引く「感情に訴える言葉」や「興味をそそる問いかけ」を意識しましょう。
- 一瞬で“自分ごと”と思わせる(共感)
- 「ここ、気になる」と感じさせる(興味)
- 「ちょっと話聞いてみようかな」と思わせる(行動喚起)
キャッチコピーの例
・「その腰痛、放置すると姿勢悪化に」
・「40代以降の肩こりは○○が大切」
・「まだ大丈夫!と思っている膝は注意」
ターゲットに対して合わせた内容かつ、損失回避の法則を用いて書いていくとコピーの精度が高くなりやすいです。



これからの時代であれば、AIを活用してターゲットに合わせたコピーも考えられるので、積極的に利用していきましょう。
サービスの紹介
難しい言葉は避け、「誰向けか」「どんな効果か」を伝えるようにしましょう。
また、ブラックボードの場合文字数にも気を付けて書かなくてがいけません。文字量を減らし、大きく書けるような内容にしていく必要があります。
サービス紹介の例
- 「繰り返す腰痛に効果的な鍼灸施術」
- 「40代からの姿勢維持ストレッチ」
- 「ケガの早期復帰を促す電気治療」
施術名だけでは刺さりにくいので、前側にターゲットが理解できるキーワードを入れることがポイントです。
限定性や緊急性の訴求
人は「今しかない」事柄や「限定」という訴求に反応してしまいがちです。その行動心理を逆手に取るためには、ブラックボード下部には、金額や人数などをしっかりと明記するのが重要になります。
限定性や緊急性の内容
- 「初回限定 2,980円!」
- 「本日3名様まで」
- 「期間限定!〇名様まで!」
ただ、注意しなくてはいけないのがこの訴求は長期間は意味がありません。1~2ヶ月くらいまでの期間を決めて書いてみるのが大切です。
限定を訴求しているのに、いつも見るたびに内容が一緒だと「そういう場所」という風に見透かされてしまい、結果的に集客が遠のく可能性があります。
行動喚起
ブラックボードの下部には、行動を促すコピーを必ず入れるようにしましょう。ただ、キャンペーン訴求だけではなく、行動を促すようにすると反応率にも変化が出てきます。
行動を促すコピーの例
- 「○○の悩みは、お任せください!」
- 「その悩み、スグにご相談ください!」
- 「まずは一度、お身体を診せてください」
- 「予約なしでもご来院OK!」
相手に信頼感を与えるような内容に仕上げることで、興味を持ってもらい、行動へとつなげることが可能になります。
注意すべきNGパターン
ここまで解説してきた内容を踏まえて、ブラックボードを書くときに注意すべきNGパターンをいくつかご紹介します。



自然とやってしまいがちなので、要確認です。あくまでも、顧客視点で書いていくことが重要です!
NGポイント
- 情報が多すぎて読みづらい(通行人は3秒で判断)
- 誰に向けてるかわからない
- 店の中身や雰囲気と合っていない(統一感がない)
「誰向けか分からない」曖昧な訴求
例:「肩こり・腰痛・スポーツ障害・骨盤矯正・ダイエット…全部おまかせ!」
「専門用語だらけ」の難解コピー
例:「自律神経調整・筋膜リリース・トリガーポイント療法を融合!」
「効果を断定」した過剰な表現
例:「絶対に改善します!」「一発で治ります!」
効果を高める運用のコツ
整骨院や接骨院、整体院のブラックボードで効果を高めるにはある程度、運用を戦略的に行っていくことが大切です。実際にそれを見ただけで来院するというケースは稀になるので、認知拡大も踏まえた効果性を考えて、運用を行っていきましょう。
ブラックボードの運用イメージ
- 週に1〜2回内容を更新する(新鮮さを維持)
- 写真撮影し、SNSにも活用(認知度向上)
- 反応が良かった内容は再利用&分析(A/Bテストの考え方)



特にキャンペーン訴求などの際には、問診時に「見かけて来院」の場合には確認を取るようにすると、ブラックボードの効果を数値化することが可能になります。
書く上で知っておきたいポイント
ブラックボードに書くときのカラーは、3~4色でまとめるように意識をしましょう。目立つ部分(訴求)と読んでもらいたい部分で色を変えてデザインを意識することが大切です。
※カラーバランスが悪い=ごちゃごちゃして見えにくくなるため気をつけましょう。
目的別ブラックボードテンプレート
01. 新規集客用(痛み系)テンプレート
【見出し】
その腰痛、放っておいて大丈夫ですか?
【内容】
・朝起きると腰が痛い
・デスクワークで足がしびれる
・マッサージで治らない不調…
腰痛は、長期化すると
姿勢にも影響が出てくる可能性が高くなります!
【訴求】
初回限定 2,980円(1日3名様まで)
この看板を見たとお伝えください!
【補足】
予約優先/受付時間:10:00〜20:00
02. 季節限定訴求用(春・秋など)
【見出し】
梅雨の頭痛・肩こり、増えてませんか?
【内容】
自律神経を整えないと、長く続く症状
01.頭痛
02.倦怠感
03.肩のこり悪化
整体+頭皮アプローチ
初回3,980円
5名様限定!
【訴求】
雨の日限定!雨の日限定割引実施中
03. 美容・姿勢改善メニュー訴求
【見出し】
猫背・反り腰、あきらめてませんか?
【内容】
・写真にうつる自分の姿勢が気になる
・ぽっこりお腹や腰痛が気になる
整体+姿勢矯正で「整うカラダ」へ
【訴求】
初回体験 60分 1,500円(税込)
【補足】
女性スタッフ対応可/着替え無料貸出
ブラックボードを戦略的に活用して集客
ブラックボードは、書く内容や書き方ひとつで変化します。文字の大きさやカラーなどの部分に拘りながら、3秒でも何に対して書かれているかが分かるように工夫をしていきましょう。



Kuruinでは、ブラックボードを実際に書かせていただくサポートも行っているので、どんな内容で書くべきか?や構成などについてもご相談いただけます。
ブラックボードの書き方や戦略について、お困りの際には気軽にお問い合わせください。