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【 治療院経営 】整骨院や接骨院を認知してもらう方法5選を解説!

認知>集客の理由
整骨院や接骨院などの治療院において、認知を最優先に考えなくてはいけないのをご存知でしょうか?

その理由は単純で、「知らないところには誰も行かないから」です。
つまり、知られていれば集客できる可能性は高くなります。
単純すぎて「当然だろ。」と思っている方もいると思いますが、実際に集客がうまくいっていない治療院の9割以上が「認知の獲得不足」によって集客がうまくいっていません。
なので、集客方法〇選!とかを行っても反応が取れない理由はまさに知られていない・興味を持ってもらっていないということの結果です。集客方法よりも手前のことにフォーカスしていかなければ、何をやっても結果が出ない状況になってしまいます。
そこで今回は、認知の獲得方法と効果について詳しく解説していきます。今、集客に悩んでいる治療院の先生こそ知っておくべき内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
認知されていない治療院の特徴
まず、認知獲得方法の前に”認知されていない治療院の特徴”についてご紹介していきます。当てはまる場合には、認知獲得方法を再度確認しながら行っていく必要があります。
認知を具体的に計測することは難しいですが、結果的には集客が出来ているか出来ていないかの差が認知獲得の有無になってくるイメージです。
1. 顧客視点が欠如している(伝えたいこと>伝わること)
特徴
- お店側の都合(技術力・実績・資格など)ばかりを発信
- お客様が「自分に関係ある」と思える情報が少ない
- 誰に向けて何をやっている店なのかが不明瞭
ターゲットが広すぎる or ぼやけている
特徴
- 「老若男女どなたでも」「地域の皆さまに」など曖昧な訴求
- サービスメニューが多すぎて、主軸が不明
- 特定の悩み・目的に特化した導線や表現がない
視認性・印象が弱い(存在感がない)
特徴
- 看板が小さい、目立たない、情報が詰め込まれている
- 店頭に「何の店か」「誰のための店か」が表示されていない
- 内装やロゴに統一感・インパクトがない
オンラインでの露出・情報発信が不十分
特徴
- Googleビジネスプロフィールが未整備 or 放置されている
- SNSは開設しているが、投稿頻度が低く内容も浅い
- ホームページや予約ページが見つかりにくい or わかりづらい
紹介や口コミの“仕掛け”がない
特徴
- 口コミを集める仕組み(POP・特典・リマインド)がない
- 紹介カードやインセンティブ制度が存在しない
- お客様の声・実績の掲示がない
認知獲得の方法5選
それではここからは、認知獲得方法を5つご紹介していきます。整骨院や接骨院において、認知獲得からしっかりと構築していれば宣伝広告費を毎月5万以上かけることなく20名以上集客することは可能です。
毎月数万のコストをかけているのに、集客ができていない先生は見直していきましょう。
ブランド構築・ポジショニングの有無
「○○といえばこの治療院」という印象を作っている
ブランド構築とポジショニングは、「選ばれる理由を市場に明確に刻む」ための戦略です。
これがうまくできていると、価格競争に巻き込まれず、広告に頼らなくても“自動的に選ばれる状態”をつくることができます。
誰に・何を・なぜ提供しているのかが明確になっていると、ターゲット通りの集客へとつながっていきます。つまり、コアターゲットに合わせたポジショニングをしていかなければなりません。



マーケティングにおいて独自性の観点から考えると、ブランド構築やポジショニングにおいてはUSP(Unique Selling Proposition)が明確になっているかがカギになってきます。
USP=「自院だけが提供できる、他にはない明確な価値提案」のこと
=”自院だけが提供できる技術”に関する差別化が簡潔的な説明になります。
全部できます!は規模が大きければ信憑性は高くなりますが、イチ治療院が訴求するには訴求がぼやけていくため認知獲得からは遠のきます。
○○整骨院=○○というブランド構築を先に考えて動くことが、結果に直結するのでどの治療院でもUSPは考えるべきです。
顧客との接点(タッチポイント)の数と質
接触回数(ザイオンス効果)を高めて記憶に残る
=「顧客の頭の中に“あなたの存在”を思い出させ続けること」
接触した回数に応じて、記憶へと移行できるように仕組みをつくるこが重要になっていきます。
SNS、Web、看板、口コミなど複数チャネルで発信していきますが、これを戦略的に構築するにはカスタマージャーニーマップを作成しておくことで、より明確化していきます。
カスタマージャーニーマップは、治療院の開業準備段階で作成しておく必要があり、それに基づいて動くことで接触回数を増やすためには何をするのか?を明確にできるため、初動からの認知獲得・集客の成功をつくることが可能になります。


認知導線の設計(どこで接触させるのか)
タッチポイント | 具体策 |
---|---|
オフライン接点 | 看板(通行量の多い場所)、チラシ(ポスティング)、紹介カード、店舗前ブラックボードなど |
オンライン接点 | Google Map(MEO)、Instagram、LINE公式、Web検索(SEO) |
顧客接点の再設計 | 口コミ誘導POP、LINE登録特典、SNSフォロー割引 |
接触する回数を増やすには、オフライン・オンラインの両方を活用していく必要があります。ひとつずつのチャネルをどうやって運用していくのか?を考えていき、動かしていくことが重要です。






ビジュアルとネーミングの設計
名刺・紹介カード・チラシも統一されたデザイン
看板・ロゴ・内装などのビジュアルが一貫し記憶に残るようにしていきます。例えば、色なども○○○整骨院ならこの色といった具体でイメージされるものになるように仕向けていきます。
統一された色は人間の心理や行動に大きな影響を与える要素です。マーケティングやブランド戦略、商品パッケージ、広告などで色彩が重要視されるのは、視覚的に瞬時に印象を与え、感情や記憶に訴えるからです。
色に対する心理効果
色は無意識レベルで感情や行動を左右します。主な色の心理効果は以下の通りです。つまり、連想させたい状態を考えてカラー選択をするとそれに合わせた認知獲得を狙えるということになっていきます。
色 | 心理効果 | 主な印象や連想 | 活用シーン例 |
---|---|---|---|
赤 | 興奮・注意喚起・情熱 | 危険・セール・愛情・エネルギー | セール告知、飲食店、スポーツブランド |
青 | 信頼・冷静・清潔感 | 知性・誠実・クール | IT企業、銀行、医療系 |
黄 | 明るさ・注意・幸福感 | 子ども・ポジティブ・元気 | 子ども向け商品、注意喚起、POP広告 |
緑 | 安心・自然・調和 | 健康・癒し・リラックス | 医療、オーガニック食品、癒し系サービス |
黒 | 高級感・重厚感・権威 | 強さ・ミステリアス | 高級ブランド、フォーマル、ラグジュアリー |
白 | 純粋・清潔・無垢 | シンプル・安心・モダン | 医療、美容、ミニマルデザイン |
オレンジ | 活力・親しみ・温かさ | カジュアル・楽しい | ファミリーレストラン、子供向け、季節商品 |
紫 | 高貴・神秘・上品 | 芸術・精神性 | 高級化粧品、伝統工芸、宗教関連 |
認知拡大の基本は「視認性」と「記憶定着」
色は認知拡大において次の2点で大きな効果を発揮します。
- 第一印象の瞬間認知:色は最初の0.1秒で情報を伝える
- 記憶への定着:繰り返し見た色は、ブランドや商品として覚えられやすい



色彩マーケティングにおいては、消費者の判断の6割以上が色に基づくという調査結果もあります。そのため、色はないがしろにはできないのが事実としてあります。
情報発信とストーリーテリングの巧拙
お客様の声や実績を積極的に公開し信頼を獲得
「共感・感動・納得」を呼ぶストーリーを使っていくことで、認知を獲得しながらも信頼性も一緒に引き上げることができます。スタッフの人柄や理念など“人”が見える状態を作ることで認知から集客へとつなげる可能性を高められます。
- Aさんは、長年繰り返すぎっくり腰に悩んでいた。
- そこで○○整骨院を利用したことで、症状が解消しただけでなく中長期において健康的なカラダを維持できた。
- ○○整骨院では、施術だけではなくストレッチや予防の運動指導まで行ってくれた。
- それにより基礎筋力や日常生活の姿勢から見直せたのが大きかった。
- 早く相談すればよかったと思った。
このような”どんな悩みをどのように解決し、どうなったか”という患者様のストーリーを声や口コミで書いてもらうようにしましょう。
そうすることで、同じような症状で悩んでいる人に対する”共感”を作り出すことが可能になります。
同業からの多くの賞賛みたいなのをHPに掲載している治療院もありますが、逆効果になりやすいです。
有名な医師や著名人からの推薦ではないため、”そういった声を集めている感”が如実に出てきます。これでは、顧客目線のマーケティングではないので注意しましょう。



ストーリーがあると、意味ある文脈として記憶されやすく、それを体験したかのような錯覚も作り出せます。そういった心理効果を使うことで認知から集客へとつながっていきます。
地域コミュニティやネットワークとの関係性
地元の人に「よく見る」「なんとなく知ってる」と思われる
単純に地域とのつながりを持っているかどうか?は超重要です。ビジネスとしてお互いに顔を知っていたり、どんな人柄なのかを知っていることで紹介などにもつながっていきます。
地域の商工会やビジネスコミュニティなどに参加していくことで、他業種と連携することが可能になっていき、いずれ紹介やコラボなどで拡散力がある内容へと変化していきます。
地域との連携メリット
- 自然な形での口コミが広がる
- ローカルメディアや自治体との接点ができる
- エリア内でのポジショニング確立につながる
ここで注意したいのが、認知度アップや集客のためという利益目的だけでは相手からの信頼を獲得できません。あくまでも中長期的に5~10年を見越したお付き合いができるような関係性作りを意識することが大切です。



新規で整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院をオープンする時には、周辺店舗へ顔を知ってもらうことも含めて挨拶回りをするのがおすすめです。
他がやっていないことに”価値”が生まれるのは当然です。
戦略設計における4つのチェックポイント
実際に認知度を上げていくために必要な4つをご紹介します。これらはそれぞれの媒体や行動において指標にしていくべき内容になります。
- 「なぜこの整骨院が良いのか」が、他人にも説明できるような魅力になっているか?
- 「誰に」認知されたいか明確にしているか?
- 「どこで」接触されるように導線を設計しているか?
- 「どうやって」記憶に残す工夫をしているか?
チラシによるポスティングやホームページなど作成していくにあたって、集客>認知では絶対に成功しません。認知>集客の形をイメージしていくことで、広告宣伝費を多く使わずに20名の集客が実現できるようになります。
認知の戦略なき集客活動は、「反応が出ない」とか「コストが毎月結構かかる」という状況からは脱しないので注意しましょう。
認知されていると総合的に有利
認知されている整骨院や接骨院、整体院、鍼灸院は総合的に有利になっていきます。実際に以下のような効果を狙っていけるため当然他の治療院とは異なる成果が出てくる可能性が高くなります。
- 選ばれる確率が格段に上がる(第一想起・比較優位)
- 集客コストが下がる(LTVベースの効率向上)
- 価格競争から脱却しやすい(信頼・安心の構築)
- ブランド資産の蓄積につながる(資産化)
- 顧客からの期待値が生まれ、ブランドとして育つ



認知から始めると治療院の経営は安定するので、個人・グループ院問わず行っていくべきです。私たちの業界は、”意外と知られていない”という事実に気付けるかどうかが大きなカギです。
認知獲得による主な効果一覧
項目 | 具体的なメリット |
---|---|
集客力の向上 | 比較されずに選ばれる/自然流入が増える |
広告効率の向上 | 反応率アップ/顧客獲得単価の削減 |
信頼・安心感の形成 | 値段ではなく“人”や“価値”で選ばれる |
顧客単価・LTVの増加 | ファン化・紹介・アップセルがしやすくなる |
店舗資産価値の向上 | ブランド力が資産として蓄積され、店舗価値が上がる |
認知獲得は売上の安定化につながる
ここまで、治療院の認知度獲得の理由やその方法について解説してきましたがどうでしたでしょうか?
実際に今治療院を運営していて、集客に困っている先生やなかなか売上が上がらずに悩んでいる場合には、今回ご紹介してきた”認知獲得”から動くことをおすすめします。
あくまでも、患者様の動きは認知▸興味▸比較▸行動の順番です。この自然な行動心理に合わせてこちら側は戦略的に動いていくことが最終的な集客効果へつながってきます。
Kuruinでは、集客までに必要な認知戦略から一緒に策定し動くようにしています。オンライン・オフラインの両面から戦略設計を行い、数値の見立てと分析までをサポートしています。
もし、認知度アップなどをお考えの治療院の先生は一度無料相談より、お問い合わせください。