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【治療院経営戦略】SEO対策とMEO対策どちらを強化すべきか解説!

【治療院経営】オンライン集客戦略
治療院経営において、オンライン施策は今の時代欠かすことのできない状況になりました。
そこでSEO対策とMEO対策どっちを優先的にやればいいのか?という疑問を抱いたことありませんか?

治療院集客においてどっちもやるべきではありますが、どちらを優先的に動かすのか?という戦略的な部分と状況に合わせた判断ができるようにエビデンスや数値を用いて詳しく解説していきます。
これからオンラインで集客を強化したいと考えている整骨院・接骨院・整体院・鍼灸院の先生方はぜひ最後まで確認してみてください。
SEO対策とMEO対策はどう違うのか?
まずは、SEO対策とMEO対策はどう違うのか?という点から解説します。
ここを理解していなければ、漠然とオンラインで集客したいという考えで終わってしまいます。2つの違いをしっかりと把握していきましょう。
SEO対策とは
SEO対策とは、「検索エンジンの最適化」のことを指します。
検索する見込み顧客は、院名で検索することはほぼないです。7割~8割は、検索キーワードを入れて調べることになります。
そうなったときに、「腰痛+地名」「肩の痛み+地名」「膝痛+地名」といったキーワードで上位表示していなければ集客効果は確実に落ちます。
検索順位のクリック率は以下のような結果になると言われています。
2024年の検索順位クリック率
検索順位 | クリック率 |
1位 | 39.8% |
2位 | 18.7% |
3位 | 10.2% |
4位 | 7.2% |
5位 | 5.1% |
6位 | 4.4% |
7位 | 3.0% |
8位 | 2.1% |
9位 | 1.9% |
10位 | 1.6% |



クリック率の高さは、ホームページからの流入数に大きく関与してくるためページの上位表示ができるかどうか?というのがカギになってくるのは間違いなさそうです。
MEO対策とは
MEO対策とは、GoogleマップやGoogle検索において、地域名+業種などのローカル検索結果で自社のGoogleビジネスプロフィールを上位表示させる施策です。
特に今のスマホ・パソコンどちらでも検索で一番上位に表示されるのは、Googleマップになっています。そのため、検索したキーワードで引っ掛かった箇所をGoogleマップで確認するというアクションが多くなります。
このGoogleマップ表示の上位表示を狙うことがMEO対策となってきます。
例:「池袋 整骨院」「渋谷 ラーメン」などの検索で自社を上位に表示させることを目的とします。
Kuruinがサポートしている接骨院・整骨院・鍼灸院・整体院では以下のようなクリック率になっています。
マップ検索順位 | クリック率 | |
整骨院 | 3位 | 30% |
接骨院 | 1位 | 45% |
鍼灸院 | 1位 | 60% |
整体院 | 1位 | 55% |
MEO対策の上位表示は、今後スマホユーザーが多い世の中にとって重要な役割を果たすと考えられます。地名+整骨院などで検索する人が多ければ多いほど、上位表示による恩恵は増えていきます。
Googleがホームページよりも自社のマップを上位に表示させていることには、何かしらの意味があると考えるのが通常です。
【治療院経営】SEOとMEOの考え方
それでは、治療院経営においてSEO対策とMEO対策はどうやって考えていくべきか?についてです。
この対策の意思決定には、時間軸と状況から戦略を練ることが大切です。基本的には、どちらの対策にも時間がかかります。
現在の状況 | 対策の時間軸 | 対策すべき項目 |
HPアクセスが多い | 3ヶ月~6ヶ月 | SEO対策 |
Googleで競合が少ない | 3ヶ月~6ヶ月 | MEO対策 |
結果が出るのに、3ヶ月~6ヶ月かかるのが通常です。時間軸としては中長期。これを見越した上で、対策を行っていくべきです。
各状況をリサーチし、今の自院の立ち位置からどこに力を入れるべきなのか?を考えていくことで、対策する項目・内容等も掘り下げていくことができます。まずは、自院のリサーチから行うことが大切です。
リサーチするべき項目
- アナリティクス
- Googleサーチコンソール
- 月間PV・月間ユーザー数
- MEO順位【キーワード】
- MEOパフォーマンス状況
SEO対策を行った方が良い治療院
SEO対策をメインに行うことは、基本的にコンテンツマーケティングで見込み顧客へアプローチする方法になります。
ホームページへのアクセスが月間5000~10000PVを超えている場合には、積極的にSEO対策を強化していくことで更に検索からの流入を期待することができます。
コンテンツ=知識やコラムのことになります。このページ数を増やし、検索ニーズにヒットさせることと一定期間でのブラッシュアップ(リライト作業)を行っていくことで上位表示を狙います。
コンテンツの質が高ければ、Googleからの評価(AIによるクロール)も高くなり、結果的に上位に表示されるという仕組みなります。
対策の状況をチェックする時には、ホームページにGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールのタグ設定をしている必要があります。アナリティクスやサーチコンソールを確認できない状況では、対策をしてもPDCAを回すことが難しくなります。
コンテンツマーケティングを行っていく場合には、100記事や200記事といった量も大切になるので量産体制が整っているかもポイントになってきます。
MEO対策を行った方が良い治療院
次にMEO対策を行った方が良い治療院は、MEOパフォーマンスが月間50以上のアクセスがあれば積極的に取り組んでいくべきです。
特に量を必要とするコンテンツマーケティングを中心としたSEO対策よりかは、工数が減るMEO対策は個人院におすすめの方法となります。
MEO対策も同様に毎月のパフォーマンスをチェックしていき、Webサイトアクセス数=クリック率の平均値を確認しながらPDCAを回すことが大切になってきます。
オンラインでの集客ターゲット
SEOもMEOもどちらもオンラインによる集客戦略です。そうなってくると、戦略にはターゲティングも必要になってきます。
検索する人やどんな悩みがありそうか?など患者様になりえる可能性がある人に憑依して考え抜くことが対策を行っていく上で大切になります。
曖昧な設定では、漠然とした対策になってしまうためどちらにしても結果が伴わずに継続しないということにもつながります。
オンラインでも、オフラインでもターゲットと戦略についてはどんな施策でも考えるようにしましょう。



戦略なき行動での結果は、偶然の産物になりやすい。当たるかどうかは別として今から行っていく行動の方向性だけでも整えておくというのは必要になります。
SEO対策の効果が出るまで
実際のSEO対策では、以下のような内容を行っていきます。また、それに伴いSEO対策は、コンテンツ量がキーポイントになるので最低でも50、目標は100くらいのイメージを持っておくようにしましょう。
フェーズ | 期間 | 内容 |
---|---|---|
初期(0〜3ヶ月) | 0〜3ヶ月 | Googleにインデックスされる、順位が安定せず変動が大きい期間。 |
中期(3〜6ヶ月) | 3〜6ヶ月 | 上位表示される記事が出始め、アクセスが徐々に増える。 |
安定期(6ヶ月〜) | 6ヶ月〜1年 | 安定して検索上位を維持し、問い合わせ・CVにつながり始める。 |
SEO対策においては、コンテンツ量と比例してインデックス有無や被リンクなどの獲得も大切になります。これらを総合的に判断するドメインパワーを強化していくことが、治療院のSEO対策には必要になっていきます。
ドメインパワーの目安
スコア | 評価 | 状態の目安 |
---|---|---|
1〜10 | 非常に弱い | 新規サイトやSEO未対策の状態。まだGoogleにも評価されていない。 |
11〜20 | 弱い | 最低限のコンテンツ・内部施策があり、インデックスはされている状態。 |
21〜30 | 中程度 | SEO効果が出始め、ロングテールキーワードで上位表示されるページが増えてくる。 |
31〜50 | 強い | コンテンツが豊富で、複数のミドルワードでも上位表示可能。被リンクも徐々に増加。 |
51以上 | 非常に強い | 権威性のあるサイト。ビッグワードでも上位表示が狙える。競合を凌駕する力がある |
ドメインパワーは、無料ツールなども含め調べることができます。数値はあくまで目安ですが、治療院のホームページが今どのくらいなのか?というのは知っておく必要があります。
整骨院、接骨院、鍼灸院、整体院などの治療院ホームページで集客効果を実感するのは15~30がターゲットになってきます。
MEO対策の効果が出るまで
MEO対策もSEO対策同様で、中長期的な時間をかけて行っていくことが一般的です。そのため、短期で集客をする場合にはチラシやWeb広告など別の方法を行う必要があります。
期間 | 状態 | 内容の例 |
---|---|---|
1ヶ月以内 | 初期反応 | 表示回数やインプレッションが増え始めるが、順位やCVへの影響は限定的。 |
1〜2ヶ月 | 浸透期間 | 投稿や写真の更新がGoogleに評価されはじめ、順位が動き出す。 |
2〜3ヶ月 | 効果が出始める | 特定キーワードでの上位表示や、Google経由の来店・電話などが増加。 |
3ヶ月以降 | 安定期 | MEO経由で安定した集客が見込めるようになる。競合との差も明確に。 |


MEO対策に必要なこと
治療院のMEO対策において、必要なことはいくつかあります。その中でも以下のような項目は必ず意識していかなければ効果が出てきません。
必要項目 | 内容 |
---|---|
地域の競合性 | 地域と検索ニーズへのマッチ度 |
Googleビジネスプロフィールの 整備状況 | 情報の不備があると評価が遅れる。 |
投稿・写真の更新頻度 | 頻度が低いとGoogleの評価が落ちやすい。 |
クチコミ数と評価 | 質の高いクチコミが増えると、 信頼性が高まり順位上昇につながる。 |
キーワード設計 | 検索されているキーワードを プロフィールや投稿に盛り込んでいるか |
SEO対策とMEO対策どちらが良いのか?
どちらが良いのか?という疑問に対しては、優先すべきはMEO対策。でも、併せてSEO対策も行っていく。というのが最適な流れです。
今のスマホ検索の仕様上、Googleマップが上位表示されることになっているので優先度の高さはMEO対策です。ですが、そこから治療院のホームページへアクセスされることも考えると、ホームページのコンテンツや質も上げておかなければ集客という最終結果は得られにくくなります。
ホームページを外注している場合には、既に対策をしていることが多いのでMEO対策を自院もしくは外注で行っていきましょう。



外注業者も多いですが、自院でも対策できる内容なのでコストをかけない方法であれば自院で行っていくべきでしょう。
自院で対策するときのポイント
MEO対策を自院で行っていくときに、確認したいポイントを6つご紹介します。意外と知らない人も多いので、確認し実際に対策しているかをチェックしましょう。
早期に成果を出すための項目
- NAP情報(店名・住所・電話番号)の統一
- 業種カテゴリの正確な設定(第一カテゴリが特に重要)
- 定期的な写真・投稿・クチコミ返信の実施(Googleが重視)
- クチコミ施策(自然なレビューの依頼)
- 競合分析に基づくキーワード設計
- HPやSNSとの連携で総合的な評価を上げる
- Googleのパフォーマンスを確認・数値の管理
また、繰り返しにはなりますが今回解説しているSEO対策やMEO対策は中長期的な時間軸で考えていく戦略です。1ヶ月で成果が出ないからやめるということにならないように注意しましょう。
どちらも対策をするなら
SEO対策とMEO対策を一緒に行っていくなら、自院だけで行うのは難しいことが多いです。
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