【 鍼灸整体院 】鍼灸院の新規開業成功のために気を付けるべきポイント!

鍼灸整体院/新規開業を成功させるための方法について
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一人鍼灸整体院の新規開業は難しい?

「鍼灸整体院を開業したいけど、どうなるか分からないから不安・・・」という悩みを抱えていませんか?

一人鍼灸整体院の新規開業は、しっかりと手順を踏んでいけば成功する確率を高めることは可能です。0→1の部分に不安を感じることが多いと思いますが、それは”適切な方法を知らないから”ということが関係しています。

鍼灸整体院成功のカギは、以下の2つです。

  • 新規集客
  • 単価設計

後ほど詳しく2つの項目を分解して解説していきますが、成功するために必要なことはシンプルです。ですが、この2つをどうやって解決していけばいいか?と感じている先生も多いと思います。

今回は、鍼灸整体院の開業にあたってやるべきことを5つご紹介していきます。これら5つをしっかりと構築していくことができれば、数ヶ月で売上が安定し、失敗することなく中長期的な経営が可能になります。ぜひ最後までチェックしてみてください。

鍼灸整体院を始める前にやるべきこと

鍼灸整体院を始める前に知っておかなくてはいけないのが、売上の公式です。売上の公式の中で何が重要になるのか?その項目をどうやって解決していくのか?を考えるというシンプルな流れです。

売上の公式=人数×単価×頻度
どのビジネスを行うにしても、上記3つが基本です。その中でも頻度以外が鍼灸整体院には重要なカギになります。

上記のことを踏まえて、鍼灸整体院を始める前にやるべき5つのことは、分解すると以下の項目になります。

やるべき5つの項目

  • 単価設計
  • 損益計算
  • 集客導線の設計
  • SNSの活用
  • オンラインとオフライン活動の区分け

月100万の売上を作るためにも、これらの項目に対して適切に動くことが大切です。Kuruinが目指す治療院の姿は、持続可能で安定的な集客や売上です。一時的な数百万の売上達成!などには重きを置いていません。

これから先の各項目の解説に関しては、月の売上100万を中長期的に継続的に出していきたいという本質的な経営をしたい鍼灸師向けの内容になっています。

01.単価設計

まず一番重要な項目からです。

何よりも大切なことは、単価設計です。一回の収益性を”何となく”という形で決めてしまうと運営をしていく上で100万の売上達成は難しくなってしまいます。

単価設計が重要な理由

鍼灸整体院の場合、1人の施術にかける時間が60~90分になることが多いです。そうなると、施術できる最大数(8時間営業とした場合)は60分の場合8人、90分の場合6人ということになります。

接骨院や整骨院のように回転率を重視した運営ではないため、初期の単価設計を安易な形で決めてしまうと売上が伸びずに悩むということにつながりかねません。

単価の決めるときのポイント

  • 分単価で計算していくこと
  • 100%稼働率で計算しないこと

この2つを守っていくだけです。最大稼働率での計算と6~7割の稼働率での計算をしておくことで売上のMAX値が分かりつつも毎月着地したい理想の状況を作ることができます。

また、これらを適切に決めていくにはこの後に解説する損益計算も重要なカギを握ります。いくら売上があると利益率がどのくらい出るか?というところとの計算を綿密にしておくことが成功の大きなポイントです。

02.損益計算

次にやるべきことは、損益計算です。

損益計算とは、PL(損益計算書)のことで売上だけでなく鍼灸整体院に関わる費用全体を事前に予測し、最終的な利益率を出していくためのものです。

【Check Point】
経営を安定化させる最大の要因は、売上高ではないということを知っておきましょう。短期の目線・中長期の目線で使い分けた経営をしていくのが重要です。

開業初期から中朝的目線の経営に関するポイントは以下のようになっていきます。

開業初期

認知拡大と固定費の回収のため、売上を重視した経営を行うべきです。鍼灸整体院の新規開業時は家賃や広告費など固定費が重くのしかかるため、まずは損益分岐点を超える売上を作ることが最優先です。

安定期(3ヶ月~)

売上だけを追っても広告費などのコストが毎月のようにかかると手元資金は残らないのが事実です。顧客基盤が安定してきたら利益率の最大化がカギになります。

数ヶ月で安定期まで伸ばすための初期コストは重要ですが、そのフェーズを超えたあとには利益率拡大のための経営にシフトしていくイメージです。
つまり、安定期にいつまでに入れるか?で利益を出せるスピードにも差が出るわけです。

集客設計などを初期から行っていない場合には、ただ毎月のように数万円のコストをかけて集客しなくてはいけないという負のスパイラルに入ってしまうので気を付けるべきです。

03.集客導線の設計

次に考えるべきことは、集客導線の設計です。

新規集客のために必要な流れを考えるということになります。ここから考える先生が多いですが、その前の2つの項目を構築してから集客のことについて考えるのが通常の流れです。

治療院マーケター

集客の基本は、「認知度」にかかっています。知らない鍼灸院には、誰も行きません。”知ってもらうこと”が何よりも重要になります。

集客を行っていくための手法は様々です。オンライン・オフラインとそれぞれの手法を使って見込み顧客となる人たちとのタッチポイントをどうやって作るかを時間かけて考えていきます。

複数のチャネル(認知・集客に必要な手法)を使って、最終的な来院という結果につながるような戦略を事前に組み立てておくと、開業前・開業後も慌てることなく運営をしていくことが可能になります。

以下の記事で集客に関する詳細を解説しているので、興味のある先生はご覧ください。

04.SNSの活用

次に、SNSの活用についてです。

これはマストではないものの、やった方が良いというイメージです。マストではない理由は、時間軸でいえば中長期的な視点での認知・集客という結果につなげるための手法だからです。

開業初期でやるべきSNSの活用法で言えば、新規開業前の状況などを掲載していき、地域の認知獲得に使うくらいのイメージ感で大丈夫です。

やらないより、やった方が良いのは事実です。無料のツールなので、知ってもらうために発信をするというのは重要にはなりますが、すぐに成果が出るものではないということを理解しておく必要があります。

05.オンラインとオフライン活動の区分け

ここまでご紹介してきた内容を踏まえていくと、オンライン活動とオフライン活動の時間軸をしっかりと理解したうえで動くことが何よりも開業初期は重要です。

「SNSが重要って聞いたから・・・」と開業初期に一生懸命投稿しても、予約が入らないのは当然です。それよりもやるべきこと(優先するべき軸)をしっかりと事前に決めておくことがとても大切になります。

治療院マーケター

何よりも最初は、集客という結果に着目することが重要です。行きたい場所に一番早く行く方法を考えるのが、開業初期には求められるということです。

集客に関して言えば、4つの軸で考えておく必要があります。その4つの軸に関する解説は以下の記事をご覧ください。

新規開業3ヶ月以内に損益分岐を超えること

途中にも開設しましたが、損益分岐点は3ヶ月で超えるように動くのがマストです。これに関しては早ければ早いほどいいので、開業初月・その前の動きが結果を左右するということになります。

損益分岐点とは・・・

売上高-販管費=±0になるところです。
つまり、売上50万で販管費50万なら損益分岐点は50万です。

この損益分岐点を知らずに経営していくのは、中長期的な視点で考えた時に大きな影響をもたらします。

「毎月頑張っているのに、手元に資金が残らない・・・。」

こんな事態になることも考えられます。こういった事態を避けたいと考えているのが、開業前に感じるぼんやりした不安という感情にもつながっています。

ここまで解説してきた5つの内容をしっかりと実践していけば、一人鍼灸整体院を開業したとしても失敗する確率はかなり下がっていきます。やるべきことが明確になれば、あとは動くか動かないか?ということだけになっていきます。

損益分岐点を超えてからやること

損益分岐点を超えてからやるべきことは、次の目標になる80万や100万といった数値を出していくために必要なことを積極的に行っていくことです。

特に重要なこと

  • 持続安定期な新規集客の流れを作る
  • 紹介率を向上させるような院運営をする
  • オンライン活動を持続的に行う

損益分岐点を超えたからといっても、安定しているわけではありません。そうなると重要なのが、集客の流れを構築し持続的な集客数を作り上げることが大切です。

毎月集客活動をするのではなく、一定の人数が来るような仕掛けをしていくイメージです。それらの流れを作りあげるためには紹介者数(率)は次に考えていくべきフェーズになります。

開業の失敗は確実に○○不足

鍼灸整体院の開業で失敗してしまう理由は、確実に準備不足です。

「これくらいで良いだろう・・・」
「こんな感じで良いだろう・・・」
「これだけやってるし・・・」

治療院マーケター

こういった感情や考え方では、失敗する可能性は高いです。

曖昧さが多い経営を続けた先には、苦しくなったときに多額の広告費をかけるというリスクを取ったりするなど通常では考えにくいことも起こります。

準備不足から生まれている結果を最終的に、お金をかけてリスクのある行動を取らなければいけなくなり、廃業に追い込まれるということになりかねません。なので、これから鍼灸整体院を開業しようと思っている先生は今回解説してきた5つのポイントを確認しながら準備をするようにしてみてください。

鍼灸整体院開業のことで悩んだら

鍼灸整体院を開業するときに成功するためのポイントを解説してきましたが、いかがでしょうか。

実際にこれから新規で開業しようと考えている鍼灸師の先生には失敗しないための方法をしっかりとインプットしてほしいと思っています。

また、Kuruinでは新規開業サポート・集客・売上アップに必要なサポートなどオンライン、オフライン問わず全体的なサポートを行っています。
実際にこれから開業しようと考えている先生は、以下の記事をご覧いただきサポートが必要な場合には無料のお問い合わせorLINE公式よりご連絡ください。

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