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【 整骨院/鍼灸院集客 】キャッチコピーとUSPで差別化する方法!

整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院などの治療院業界では、どこも「肩こり」「腰痛」「姿勢調整」「根本解消」「交通事故対応」など似たようなメニューを掲げていることに気づきませんか?
また、それはリスクのひとつになっていることも知らなければなりません。
実は、見込み顧客となる人たちからすればそれらはどんなに頑張っても同じようにしか見えていないのが現状です。

そういった状況を理解し、差別化を図ることは、患者様に「この院に通いたい」と思ってもらうことが、これからの治療院経営において重要になってきます。それらを実現するために、いわゆるキャッチコピーとUSP(独自の強み)を考えていかなければなりません。
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人の意思決定の大部分は、実は「無意識」によって左右されています。行動経済学や心理学の研究では、70〜90%程度の意思決定が無意識の影響を受けているとされています。特に、瞬時の選択や購買行動などは、ほとんどが自覚的な熟考ではなく、自動的・直感的なシステムによって導かれているとされてます。
この記事では、キャッチコピーの特徴や効果とUSPが持つ特徴や効果、それぞれのや違いを整理し、これからの治療院経営に役立つ内容で解説します。
「今からブランディングを強化したい」、「これから新規開院に合わせてしっかりと決めておきたい」こんなお悩みがある先生は最後までぜひご覧ください。




キャッチコピーとUSPの違い


キャッチコピーとUSPについて解説していく前に、この2つの違いについてです。同じようで違うので難しいと思いますが、集客の入口から出口へとつなげる導線みたいな考え方がイメージとしていいかもしれません。
項目 | キャッチコピー | USP |
---|---|---|
定義 | 心に響く短いフレーズ | 独自の強み・差別化ポイント |
目的 | 安心・共感を与える | 選ばれる理由を示す |
効果 | 第一印象を良くする | 信頼・納得を得る |
活用例 | ホームページのトップ、看板、チラシ | カウンセリング時、Webサイト詳細ページ |
キャッチコピーとは?
まず、キャッチコピーの特徴や役割についてご紹介していきます。
キャッチコピーの特徴
- 患者さんの心を動かす「一言フレーズ」=感情訴求
- 共感や安心感を与え、記憶に残りやすい
- チラシやホームページ、看板に載せることで集客の入口になる(一貫性が重要)
キャッチコピーの役割
患者様は治療院を探すとき、まずは「信頼できそうか」「自分に合いそうか」という感覚で選びます。キャッチコピーは、その第一印象を左右する重要な要素です。



冒頭でもお伝えしたように、人の意思決定の7割近くまでが感覚なので、合う・合わない、何となく良さそうと思われることが大切です。
整骨院・整体院での例文
- 「痛みを取るだけじゃない、再発しない体づくりへ」
- 「症状をを根本から解消し、痛みのない生活へ」
- 「あなたの不調を原因から“根本改善”へと導く」
- 「初めての方に選ばれやすい安心の施術」
あくまで例ですが、考え方としてはこのようなイメージとなっていきます。
キャッチコピーに関する一覧記事をコンセプト別にまとめて紹介している記事もありますので、興味のある方はご参照ください。


USP(Unique Selling Proposition)とは?
USPの特徴
- 他院にはない独自の強み・差別化ポイント
- 「なぜこの院を選ぶべきなのか」という明確な理由
- 施術だけでなく、体験・環境・サポート体制も含めて打ち出せる
USPの役割
USPがはっきりしていると、患者さんは「ここなら大丈夫」と納得して来院しやすくなります。また、価格競争に巻き込まれにくく、リピートにもつながります。



低価格の集客競争ではなく、そもそも違うフィールドで独自のブランド力を強化するように取り組むので、安定した集客効果を出すことが可能になります。
整骨院・鍼灸院での例文
- 「交通事故施術に特化。弁護士・整形外科ドクターと直接提携」
- 「国家資格者全員が女性。女性専用スペースで安心」
- 「スポーツ選手向けに開発したオリジナル運動プログラム」
- 「東洋医学に基づいた鍼灸で、不眠・自律神経の乱れだけに対応」
- 「スポーツの怪我の処置からリハビリまで当院がサポート」
- 「リハビリ空間であなたに合わせた運動療法をご提案!」
他社・他院との差別化ポイントは何か?それはどこにあるのか?など詳しく考えていくと、上記のような例文が出てきます。
むしろこれからの時代、“差別化できていない=ブランド力が低い”ということになり、結果的に集客へ大きな影響が出てきます。
2つが持つ関係性


キャッチコピーは「USPを端的に表現したもの」と考えると分かりやすいです。つまり、USPが“中身”、キャッチコピーが“伝え方”です。
いくつか例にしましたので、確認してみてください。
例:整骨院の場合
- USP:「スポーツ外傷・障害に特化。ケガの初期処置からリハビリまでサポート」
- キャッチコピー:「ケガの早期回復から運動機能向上までサポート!」
例:鍼灸院の場合
- USP:「不妊鍼灸専門。婦人科医とも連携し、根本から妊活をサポート」
- キャッチコピー:「赤ちゃんを迎える体づくりを、鍼灸でサポート」
例:整体院の場合
- USP:「AI姿勢分析と手技を組み合わせ、オーダーメイドの施術プランを作成」
- キャッチコピー:「姿勢から変わる、あなた専用の整体を」



根幹となる考え方(ブランド力)がしっかりとあり、それを生かすためのどう伝えるのか?という流れで考えていきます。
ビジネスの他社事例から考えるブランディング


最後に、実際に日本だけでなく世界的にも有名企業が使用しているUSPやキャッチコピーをご紹介します。
ご紹介する12社の考え方と打ち出し方を見て学ぶことで、実際の整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院のブランディングにつながるので確認しておきましょう。
No | 企業・ブランド | キャッチコピー/USP | 効果 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | ドミノ・ピザ | 「30分以内に配達、遅れたら無料」 | 配達スピードを武器に市場シェアを拡大 | 具体的・保証的なUSPで説得力を確立 |
2 | Apple iPod | 「1,000 songs in your pocket」 | 顧客体験を強調しブランド浸透に成功 | 機能を生活体験に変換した表現 |
3 | アサヒスーパードライ | 「辛口生ビール」 | 新しい嗜好を打ち出し爆発的ヒット | 短く明快で差別化が伝わる |
4 | ライザップ | 「結果にコミットする。」 | 結果重視の訴求で急成長 | USPとコピーを一貫させ、映像で裏付け |
5 | オロナミンC | 「元気ハツラツ!」 | 幅広い層に浸透しブランド長寿化 | USPをシンプルに誰でも分かる言葉に |
6 | ナイキ | 「Just Do It」 | 世界的ブランドアイデンティティを確立 | 普遍的で心理に響くメッセージ |
7 | FedEx | 「必ず、絶対に翌朝までに届ける」 | 信頼性を打ち出し法人顧客に支持 | 具体的・保証的で不安を解消 |
8 | LUSH | 「フレッシュハンドメイドコスメ」 | 差別化に成功し熱狂的ファンを獲得 | USPがブランド哲学と直結 |
9 | ダイソン | 「吸引力が変わらない、ただひとつの掃除機」 | プレミアム市場でグローバルヒット | 技術的優位性を一点突破で訴求 |
10 | サントリー BOSS | 「このろくでもない、すばらしき世界。」 | 働く人への共感でブランドを長寿化 | 機能よりライフスタイル訴求 |
11 | P&G パンテーン | 「Because I’m worth it.」 | 女性の自己肯定感と結びつけブランド象徴に | 顧客自身の価値を代弁するコピー |
12 | スターバックス | 「第3の場所(Third Place)」 | コーヒーをライフスタイルブランドに昇華 | 商品ではなく体験をUSPに |
差別化で集客する時代へ


整骨院や整体院、鍼灸院は、競合が多く差別化が難しい業界です。
その中で選ばれるためには、USPで「独自の強み」を打ち出し、それをキャッチコピーで「患者様の心に届く言葉」にすることが大切です。
キャッチコピーは「共感と安心」を与える。
USPは「選ばれる理由と信頼」をつくる。
両者を一貫させることで、強いブランドを築けることになります。



特別新しいことでなくても、他院と何が違うのか?何が他よりも良いのか?が伝われば集客はおのずとできるようになっていきます。
今の施術メニューや院の特徴を整理し、USPを明確にした上で、患者様に響くキャッチコピーを考えてみてください。
Kuruinでは、キャッチコピーやUSPなどを使用したブランディングと集客サポートを行っています。今回の内容を踏まえて、検討している先生や相談したい先生などは無料で対応可能ですのでお問い合わせorLINE公式より気軽にご連絡ください。