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【 鍼灸整体院 】開業7ヶ月で110万円売上達成した実例を解説!

【鍼灸整体院】開業7ヶ月で100万以上の売上達成

Kuruinがサポートしている鍼灸整体院で、新規開業から7ヶ月で110万円の売上を達成した事例が2025年にありましたので、情報の共有をしていきます。
開業5ヶ月目の段階では、新規40名を達成し多くの方にご利用いただくような流れを構築することが出来ている鍼灸整体院さんです。しかも、結果の数値だけでなくプロセスにおける広告コストは月1~3万のポスティング程度です。
つまり、広告コストをそんなにかけずに集客・売上達成をした事例となります。
昨今の情報では、「宣伝広告費を削るのはダメ!」「●●人集客した方法!」などで溢れていますが、実際には広告をかけたり、短時間で多くの集客手法を取っているケースがほとんどです。

瞬間風速的な結果よりも、中長期的な1年・5年・10年と普遍的なやり方で構築していく方が経営は長続きします。
これからご紹介していく内容は、実際に行ったことを共有していきますのでこれから鍼灸整体院を開業しようと考えている先生はぜひ参考にしてみてください。
今回ご紹介する鍼灸整体院の開院5ヶ月間の新規推移をまとめた記事は以下で確認いただけます。


【 開業前 】開業準備と戦略策定
まず、はじめに開業前から綿密な準備を練ってきました。
今回のケースで言えば、開院6ヶ月前からコンセプト設計・単価設計・初月からの戦略策定をしていました。
コンセプト設計
治療院の軸となるコンセプトはとても重要な意味を持ちます。どんな人に利用してもらいたいのか?などの対象者をしっかりと明確にしていく作業です。
よくペルソナ設定というのは聞くと思いますが、正直それだけでは足りません。
その人がどうやって院のことを知るのか?どういうときに利用するのか?などを明確にスプレッドシートにまとめていきます。そうすることで、コンセプトと集客の整合性が取れるようになり、「何をすればいいか?」がハッキリとしてくるような流れです。
コンセプト設計に関する詳細は、以下の記事で解説していますのでご参照ください。


単価設計
単価に関しては、今回は健康保険を使用しないビジネスモデルなので施術単価がかなり重要な要素になります。
売上の公式=人数×単価×頻度
これに当てはめて考えていくときに、自費の施術で高頻度で利用してもらうモデルではないため”頻度”は必然的に上げにくい項目になります。
また、人数に関しても1時間施術のモデルなので1日の限界値は8人と多くありません。そのため”人数”を軸に考えても売上は伸びにくいです。
そういった要素を踏まえたときに、初期の単価設計がとても重要な意味を持ちます。
ここで、適当・曖昧な設計をしてしまうと売上が思うように伸びずに困ってしまいます。



大切なことは、自分のビジネスモデルをしっかりと確立し、売上の公式から考えていったときに何に注力するべきなのか?をいうのとハッキリとさせることです。
初月からの戦略設計


この後にも紹介していきますが、開院前から初月の動きも事前に決めておきました。
具体的には以下のような項目です。
- チラシの配布期間
- ポスティングのやり方
- 初月集客目標数値
- 開院後の集客活動内容
- SNSの運用開始時期と内容
- MEO対策の運用開始時期と内容
- 予約導線の設計
- 施術の流れ・クロージング設計
これら一つ一つの項目をスプレッドシートでまとめていきます。考えや戦略を時間のある開業前にしっかりと構築していくことで、半年間の走り方のプロセスが見えるようになります。あとはそれに沿って動いていくかどうか?という点だけになります。



事前準備で開業後のスタートダッシュ・収益の上がり方・経営の安定化が決まります。むしろここを疎かにしてしまうと、結果的に開院後に慌てて色々と動かなくてはいけないので、その時点で後手に回ることを意味します。
【 開業初期 】1ヶ月目~3ヶ月目
そして、開業初月からの動きになります。
開業初月には、チラシによる集客を中心に行っていきました。ただ、このポスティングも闇雲に量を撒くだけでは成果が出にくいので注意が必要です。
ポスティングの基本は、エリアの選定・配布枚数・配布期間・配布回数の各項目をハッキリとさせておくことが大切です。
いつ・どのくらい・どのようなところに撒くのか?
これらは、業者に依頼するだけでは難しいのが実情です。なので、最初は手配りをおすすめしています。
その理由としては、市場の空気感を知ることで集客という結果を出すための流れを構築するきっかけにもなるからです。自分で配る手法を取ると、いろいろな発見があるのと同時に時間をかけた分、チラシで集客した人たちに対しての対応も変わっていくはずです。
0→1が何よりも大切なのは言うまでもありませんが、これをコストをかける・量で勝負!みたいな手法は個人的には本質的ではないのでおすすめしていません。
もちろん量も重要ですが、1ターンで撒く量は2000~3000部。これを複数回に分けて実施していきます。
また、チラシの内容も重要です。Kuruinのコンセプトとして”デザイン×マーケティング”を軸にしているためチラシのデザインや内容もしっかりと作りました。
反応率が上がりやすくなるチラシ内容にし、その内容の対象になりそうな住宅へ配布する。これをするだけでも初月から大きな反響が出てきます。



今回の鍼灸整体院では上記の手法を用いて、初月で32名の集客ができています。それが毎月続くように設計しているので、たった5ヶ月で平均32名を超える集客実績になっています。
【 開業後 】3ヶ月目~6ヶ月目
開院から3ヶ月~6ヶ月目は、初期の軌道に乗ったあとなので集客を持続させることと収益性の部分を引き上げていくことが重要になります。
開院2ヶ月目で損益分岐点は超えていたため、収益を更に引き上げるフェーズへとすんなりと移行することができました。開院後にまず一番に目指すべきポイントは損益分岐点の通過です。
これをどのくらいで達成するのか?という見込みを戦略設計時に立てておかなくてはいけません。
おすすめしている期間は、3ヶ月~4ヶ月での達成です。そこからプラスになっていくフェーズなので、損益分岐点までをどれだけ早く超えられるか?はその後の利益率にも大きな影響をもたらします。
Kuruinでは、売上100万の達成は重要ではあるものの最重要項目でないのが実情です。そこには広告宣伝費をかけずに安定した集客・売上戦略構築があるため経営目線で最も大切にするべき利益率重視の進め方になっています。
売上よりも利益率を重視すべき理由は以下の記事で解説していますので、ご参照ください。


110万円達成までに行ったこと
開院数ヶ月で110万の売上達成した裏側には、以下のような項目をしっかりと行動として行ってきたことが関係しています。
110万達成までに行ったことリスト
- チラシのポスティング
- MEO対策
- ブラックボード使用
- 地域との連携強化
- ホームページでの差別化
- 紹介者数向上
- 口コミ数を地域1位まで伸ばす
これらをしっかりと行動として実行し続けた結果に、110万という売上が成り立っています。つまり、特に動かなくても楽に稼げるみたいな方法ではないので注意しましょう。



それぞれの項目に意図があり、その狙った結果を得るためにどう動くか?考えるのがポイントです。
結果を得るためには、プロセスからしっかりと構築していくことで単月だけでなく、中長期目線での安定化へとつなげることが可能になっていきます。
新規集客の実績推移
「5ヶ月で40名の新規達成」の記事でも紹介していますが、実際の初月から7ヶ月目までの新規集客の推移をご紹介していきます。
2025年 | 3月(開院) | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
新規数 | 32人 | 32人 | 29人 | 28人 | 40人 | 17人 | 19人 |
紹介者数 | 0人 | 7人 | 5人 | 7人 | 6人 | 5人 | 3人 |
紹介率 | 0% | 22% | 17% | 25% | 15% | 29% | 16% |
8月と9月に関しては、特に集客活動は行わずに新規が20名近くまで来るようになっています。つまり広告費0円の状態でも個人院でこの数値感までは集客可能ということです。



実際にKuruinがサポートしている複数の治療院では、広告費0円の月ばかりですが新規が10~20名は毎月安定してくる状況です。つまり、コストをかけて集客する際にはこの数値よりもプラスαを狙うときのみです。
毎月の動き方と戦略


「毎月どうしようか?」と悩む前に、現状の把握が必ず必要になっていきます。



新規の数値だけでなく、売上の構成比率や離反率、リピート率、来院率など様々な部分から分析し、現状の課題を見つけていくイメージです。
ここには、PDCAサイクルの概念を使っていきます。PDCAサイクルは、Pから始まると思われがちですが、実際にやるべきことはCのCHECKからです。
CHECKで行うことは、たった2つのこと。
“現状把握”と“要因分析”です。
それらをしっかりと毎月分析していくことで、当月・次月に何をするのか?という動きの部分を明確にすることが可能になります。
分析や思考の整理を習慣化させることができれば、曖昧な経営や抽象的な考えみたいなものがなくなっていきます。少し難しく感じたり、固く感じることもあると思いますが、本質的にはこれをやっている整骨院や鍼灸院が成功していくのも紛れもない事実です。
新規開業は準備で決まる


ここまでご紹介してきた内容は、準備でほとんど決まっています。
何をするのか・どうなるのかなどの予測を立てて、先回りして思考を巡らせておくことで、競合よりも集客・売上に差がついていくということになります。
最初から全てはできないので、ひとつずつ消化していき、一歩ずつでも前に進む姿勢が重要です。
毎日1%成長することができれば、1年後には37倍の成長をもたらすともいわれています。売上を37倍にすることは不可能に近いですが、成長していくための準備や思考の整理をしておけば、しっかりと成果は出てきます。
新規開業で成功するための流れ



実際にこの流れで行っていたので、これから開業する鍼灸師の先生はぜひ何度か見返しながら参考に取り組んでみてください。
新規開業で悩みがある先生へ


鍼灸整体院を新規開業するときには、不安やどうしたらいいかなど困ることもあると思います。
そういったときには、まず誰からの知恵や知識を入れるための相談も大切になっていきます。
Kuruinでは、開業の集客支援からホームページ制作・チラシ制作・MEO対策・問診票制作・名刺や診察券制作など運営に必要なことの総合的なサポートを行っています。
これから開業される鍼灸師の先生で悩みや相談がある場合には、無料で承っていますのでお問い合わせorLINE公式より気軽にご連絡ください。