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【 整骨院/接骨院/整体院 】広告の種類と反応率を上げる考え方

治療院の運営で広告は必要なのか?
整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院を運営していく上で、新規集客をアップさせる際に必要な手法として広告媒体を使用することは多いです。
ですが、実際にどんな方法があって、どうやって運用していけばいいのか?という疑問も出てくると思います。

広告は、適切に使えば最強の集客ツールになりますが、やり方次第では集客効果のない状況にもなりかねません。
各種広告の特徴と何をすべきか?は事前に知っておくべきです。
広告と一言で言っても、オンラインとオフラインとで内容や種類も変わっていきます。今の主流は、Web広告が多いためそちらを軸に考えながら施策を立てていくのが成果に直結させていくためには必要になっていきます。
今回は、広告の各種類と反応率を高めるためにやるべきことについて詳しく解説をしていきます。これから治療院で広告を出そうと考えている場合には、一度確認してみてください。
広告コストに関する詳細も解説しているので、興味のある先生はぜひご覧ください。


治療院におすすめ広告の種類


今の主流になっている広告の種類は以下の3つになります。
治療院におすすめの広告
- インスタ広告
- リスティング広告(検索広告)
- 屋外看板広告
それぞれの広告に特徴があり、一概にこれが一番いい!というのは言えませんが、SNS広告は今のトレンドであり今後も出稿する治療院は増えていくと考えられます。
【Check Point】
広告の予算や広告をかける期間なども事前に戦略を練らなければいけません。これを曖昧なまま進めてしまうと最終的に反応率がうまく取れずに終わってしまうということもあり得ます。
仮説の組み立て
誰に:年齢・性別・商圏・来店障壁(価格・時間・不安)
何を:結果(痛み軽減、体型変化、短時間・女性専用など)
どうやって:施術プロセス、検査、保証、予約導線
測る方法:訴求別に広告セットを分割し、面×訴求の勝ち筋を比較
使用フレームとキーワード
・悩み→約束→証拠→行動
・“今選ぶ理由”=期限・枠・保証の数値化
計測においてみるべき項目
・スクロール到達率(重要セクション)
・CTAクリック率
・クリエイティブ別CTR・CVR・CPA



お金をかけて集客する手法を取るのが”広告”なので、事前準備が重要であるのは言うまでもありません。
一番やってはいけないのが、出稿する前の準備や出稿した後の計測を何もしていないというのはコストだけがかかるので気を付けましょう。
01.インスタ広告
今、治療院業界だけでなく広告出稿数が確実に増えているのがインスタ広告です。Instagramを使っているユーザーへ訴求していくことになるため、今すぐ客(集客の見込み顧客)には刺さりにくいという特徴があります。
インスタ広告の特徴
- 見込み顧客だけでなく、設定エリアで広告が表示される
- クリエイティブ性が無いと反応率は落ちる
- リンク先の内容や構成が重要になってくる
インスタ広告の指標
- リンクCTR 0.7–2.5%
- CVR 1–6%
※CTR・・・クリック率のこと
※CVR・・・コンバージョン率(集客率)のこと
Instagramを使った広告は、クリエイティビティが求められるため興味惹きつけ・認知獲得・行動までのゴールまで導くために効果検証を都度行っていく必要があります。
見込み顧客だけに表示されるわけではないので、中長期的な認知獲得なども視野にいれながら運用していく必要がありますが、数値の確認は怠らないように気を付けましょう。
02.リスティング広告(検索広告)
一方で以前から使われてきているリスティング広告(Google検索広告)は、見込み顧客へダイレクトにアプローチできるため集客効果を一番に求めている場合には、このやり方がおすすめです。
リスティング広告の特徴
- 今すぐ客(見込み顧客)へアプローチ可能
- タイトルの惹きつけが重要になる
- リンク先の構成、顧客ニーズとマッチしている必要がある
リスティング広告の指標
- CTR 5–15%
- CVR 5–20%
リスティング広告の場合、キーワードの設定の仕方ひとつで反応率が変わってきます。一人あたりの集客コストもやり方次第では2000円前後でも可能になってくるので、効果性は高いと言えます。
ただし、昨今のGoogleアップデートなどの影響で治療院業界の広告に関しては、審査が厳しくもなっています。今までと同じような内容では出稿できないキーワードなどもあるため、注意が必要になってきます。
03.屋外看板広告(野立て看板)
屋外看板広告とはは、道路に面した広告看板を使った方法です。ただ注意しなくてはならないのが、屋外看板広告は”今すぐ集客する”よりも、中長期的に治療院のことを知ってもらう、印象に残すといった取り組みの一つになります。
よく見かける屋外看板の例
- 歯科・・・インプラントなど
- 眼科・・・白内障手術など
- フィットネス・・・月額費用や特徴など
- 学習塾・・・月額コストや合格率など
- 住宅、不動産・・・住宅展示場や建売案内など
挙げるとキリがないですが、こういった看板は普段の生活で目にしていることが多いはずです。ですが、実際に行動を起こすかどうか?というのはその悩みや思考をしている状況でなければならないので反応率については計測しにくい傾向があります。
何人の人に見られたか?やどの年代に見られているか?などの細かい分析はできません。その代わりに、新規で来院した際には問診票の来院動機記入欄に屋外広告という項目は追加しておくべきです。
屋外広告から来院した人がいれば、かけたコストに対する反応率は導き出すことができるという流れになります。
反応率を上げるためには


各種広告の反応率を高めていくには、いくつかのポイントを知っておかなくてはなりません。闇雲に出稿したり、クリエイティブが整っていない広告では反応率が落ちる可能性が高くなります。
それらを避けるために、以下の3つを重点的に考えて進めていくのがおすすめです。
- 見出しキーワードの設計
- バナー関連ならデザインを重要視する
- PDCAサイクルを元に進めていく
それぞれの内容について、詳しく解説していきます。
01.見出しのキーワードが重要
リスティング広告なら、広告見出しの内容が重要になります。
文字制限もあるため、左側になるべく感情訴求を入れることがポイントです。
- 問題提起系
- 不安や悩みに寄り添う系
- ネガティブ訴求
こういった内容は、心理学の面やマーケティングの観点から効果のあるものになります。見出しの冒頭に力を入れて作ることで、クリック率を高めることに集中しましょう。
02.バナー関連ならデザイン重視
バナータイプになるインスタ広告は、デザイン性が重要になります。
- 色の使い方
- キャッチコピーの位置
- 訴求内容の位置
- 一目で何の内容か分かる
デザインひとつで、反応率は変わっていきます。しかもインスタ広告の場合、まだ審査の面が緩いこともあり訴求の内容に自由度があります。広告規制に基づいて、過度な表現は避けた方が良いですが見込み顧客に刺さるようなキャッチコピーを用いて作成するのが大切になります。
03.PDCAサイクルの仕組みを作る
広告は、PDCAサイクルを回していくのが基本になっていきます。
Plan・・・広告媒体の決定、内容の計画を立てる
Do・・・決めた広告媒体に対して、出稿をする
Check・・・新規獲得数、CTR、CPA、CVRなどの計測をする
Action・・・数値に基づいて、追加・変更・停止・継続のどれかを選択する
ビジネスの基本的なPDCAサイクルを常に回していくことで、成果を上げていくことにつながります。ただ、漠然と広告を行っているだけだったり、新規数しか確認していないという状況では改善が難しいのでそれ以上伸ばすのも偶発的になっていきます。
オファー設計の原則/反応率を最短で上げる


それでは、整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院の広告でどのようなオファーをかければ良いのか?と悩む先生もいらっしゃると思います。
2つの例をご紹介します。
あくまでも例なので、考え方をインプットするくらいの感覚にしていただいて、実際にはペルソナ設定に合わせて作成していくようにしてください。
パーソナルジム
「体験60分0円+InBody測定」「入会金0円(当日入会)」「30日間全額返金」
整体/鍼灸
「初回姿勢評価0円+施術4,980円」「通院計画の無料作成」「再施術保証」
価値>価格を“即時に理解”できる形で提示することで、反応率を高める広告に仕上がっていきます。これらはどんな広告媒体を使うかによって文字数なども変わってきますが、基本の軸は一緒です。(体験×保証×期限)
ターゲティングと配信設計の勘所
闇雲に広告を表示させて、クリックさせることはコストの無駄遣いになります。以下のようなルールを事前に決めておき、テストマーケティングで分けて行っていくことがおすすめのやり方です。
- 地域半径×所要時間で商圏を定義(“距離”で入札調整)
- 年齢・性別・ライフイベント(産後/身体的な不調が出やすい層/シニア)で面を分け訴求も分岐
- 時間帯配信(昼休み/就業後)で反応が変わる
インスタ広告やリスティング広告では、エリア選定や年齢層などを選択できるためコストを最適化しながら進めていくことができます。
院内で反応率を把握するには/計測施策
広告を行っていくうえで重要なポイントは、数値管理になります。反応率をしっかりと把握していくためには以下のような取り組みも必要になっていきます。
- Web上で確認(インスタ・リスティングの管理ページ)
- 新規の患者様に問診時に聴取(チェック形式で、広告という欄を入れておくのがおすすめです)
上記のような取り組みをしっかりと行うことで、一人当たりの集客コスト(CPA)や広告集客数(CVR)が明確になります。
広告設定と確認の仕組みが重要なカギ
治療院の広告は、ガイドラインに沿った内容で行っていく必要もあるため整骨院や接骨院、鍼灸院は気を付けなければいけません。また、昨今の動きとして整体院として開業する方も増えています。
整体院は、原則として広告規制がないため表現に幅ができるという点もあり、そういった名称が選ばれやすくなっている可能性もあります。
Kuruinでは、広告の出稿サポートやインスタなどのクリエイティブデザインなど複合的なサポートを行っています。現在の治療院運営で課題に感じていることや解消したいことなどありましたら、無料相談のお問い合わせorLINE公式から気軽にご相談ください。