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【 治療院売上があがらない理由 】個人院で月50万円以下の特徴

売上が50万円以下の特徴
整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院の個人院で月の売上が50万円以下の場合共通点があります。
この共通する部分を改善していかなければ、売上が上がっていくことはまずありません。これから新規で開業する人も、今開業したけど伸び悩んでいる人も50万円の壁を理解しておくことで対策を練ることができます。
今回は個人院だけに絞って、50万円以下の治療院の特徴について詳しく解説していきます。ご紹介する内容を知ることとセットで考えるべきは、どうやって行動に移すか?です。
それも踏まえたうえで5つの特徴について、確認してみてください。
- 新規集客がうまくいっていない
- 離反人数が毎月多い
- 既存顧客からの紹介が少ない
- リピーター利用者が少ない
- 患者様が改善(卒業)していない
これら5つの特徴について掘り下げていきます。
新規集客がうまくいっていない
一番最初に思いつくのは、これではないでしょうか?
「新規集客がうまくいっていないから、売上も低いんでしょ?」
そうです。その通りですが、なぜ新規集客がうまくいっていないのか?を考え、改善できなければずっとその状態になります。
または、開業するときに0→1で集客する方法を自分で戦略立てて考えることが出来ない場合には遅かれ早かれこの状態に陥ります。
ここから脱却するためには、「集客における明確な戦略設計」が必要になってきます。患者様が治療院に来るまでの”流れ”を意図的にコントロールし、集客数を安定させる力が求められるということです。
これからの時代は特にこのマーケティングの要素を持っていないと、閉院するところが益々増えていきます。人口減少といった抽象的な課題に逃げるのではなく、自分の治療院に人が集まらない本質的な理由を明確にすることが大切になってきます。
新規集客に関する悩みを解消する内容はこちらをご覧ください。

新規開業の時の0→1の集客に関しては、こちらをご覧ください。

離反人数が毎月多い
毎月の離反は、大きな影響を与えていることを気づいていない場合には売上が伸びにくい可能性が高いです。
離反人数だけでなく離反してしまっている理由をしっかりと抽出していれば、施術サービスの質が改善していくため利用していただける患者様は増えるというサイクルの中にいるハズです。
でも、実際に施術する人数が増えず毎月一定の患者様にしか利用していない状況であれば一定人数の離反があるということになります。
離反率の高さ=満足度の低さ
このように捉えることも可能です。離反している理由がハッキリしない人が多い場合には、しっかりと改善していかなければ売り上げが上がらないのは必然になります。
「離反をどのようにとらえていくか」で売上の上げ下げが決まってくるといっても過言ではありません。
離反を毎月チェックしていない治療院の先生は、ぜひ一度離反人数を確認してみてください。
離反に関して詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

既存顧客からの紹介が少ない
既存からの紹介は、満足度の高さと大きな関係があります。
新規数の中の紹介率に関しては、30%以上が最低水準です。紹介率が30%以下の場合にはすぐに見直しをする必要があります。
新規数=不確実な数字
これをしっかりと認識しておかなければ、売上が50万円以下もしくは上がらない要因になっていきます。
「集客をすれば、うまくいく」=「○人集客した方法!」
このようなコンテンツが増えていますが、そもそも集客がなぜ必要なのか?という状況を整理しておかなければただ人を集めるだけなら誰にでもできます。
なので、集客の成功法にはあまり意味はありません。
それよりも、”新規の割合”や先ほどのチャプターでお伝えした”離反”を丁寧に分析していくことの方が大切になっていきます。
自分の院の状況を把握していない状況で、集客をする行動は安定しないのは当然なのでその手前から考えるようにしましょう。
リピーター利用者が少ない
売上があがっていかない治療院では、リピーターが少ないことも関係してきます。
ここでいうリピーターとは、一度治療院を利用し治癒や通院を辞めたあとに“また来てくれた人”のことをリピーターとして定義していきます。
そのため、“何か痛みや不調を感じたときに再度利用する場所”になっていなければ、リピーターは少なくなります。
今までの利用者数も治療院によってまちまちなので、明確な割合は難しいところですが月の新患数の50%がリピーターであれば問題ない水準です。
それ以下になっていけばいくほど、その治療院を再度利用する“意味”がハッキリしていない可能性が高いです。ここで重要なのは、施術内容だけではないということです。
再度利用した方が良いと思う場所=技術と考えている場合にはなかなかリピーター数は伸ばすことは難しいです。もちろん、施術の技術も大切ですがそれ以外の部分も再度利用する要因があることを認識しておきましょう。
患者様が改善(卒業)していない
ここは、意外と盲点かもしれませんが“ずっと来ている患者様が多い=良いではない”ということです。
単純に考えれば、それは患者様が改善しないことを意味しています。
本来の治療院のポジションは、利用していただく患者様のお身体が改善し通院しなくても良い状況を作ることです。
これを来てもらうことを目的としたときに、売上は伸びない・紹介は増えない・リピーターも増えないの三重苦になっていきます。来るのが目的にならないような治療院経営をしていくことは、結果的に売り上げを伸ばす治療院作りにつながっていきます。
正しい流れで、患者様が卒業(通院を終える)する状況をつくることは治療院の経営において最重要といっても良いポイントになっていきます。
売上が上がらない理由を見つける
ここまでご紹介してきた5つのポイントの中から、自分の治療院に当てはまるものがあればすぐに改善するための行動を起こすことが大切です。
50万~70万のフェーズでは、この部分をハッキリとしていかなければ「なんかわからないけど売上が下がる」という状況から抜け出すことができません。
80万~100万以上を目指すためのコンテンツが多いですが、その手前の問題を根本的に解消しなければ一過性の施策で長続きする可能性が低くなります。
結局売上が伸びたとしても、また集客をしなければいけないということの繰り返しになります。
まずは、今の自分の治療院の立ち位置をハッキリさせるように取り組むことに集中するようにしましょう。そこから初めて、次の段階へと移ることができます。
この記事を読んだあとに、すぐ行動に移す場合とそうでない場合でこれから数ヶ月後・1年後に大きな差が出てきます。確かに臭い物に蓋をしたくなるような離反や紹介率などもありますが、ここはしっかりと現状から分析することが売上の改善につながります。
整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院でも考え方は同じなので、売上に悩んでいる場合には今の状況を5つから掘り下げていき、改善ができるように頑張っていきましょう。