【 整骨院/接骨院 】毎日来院数が不安定・増えない・患者様が来ない理由!

整骨院/接骨院で毎日の来院数が不安定・増えない理由
CONTENTS

来院が不安定なことによる影響

整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院における毎日の経営において、”来院数”はチェックしていくべき指標のひとつですが、思ったように来院数が伸びずに悩んでいる治療院も多いです。

来院が不安定になっていることによる影響はとても大きく、数字以外にも関わる可能性が高いのが実際の結論になります。

来院が不安定による影響
  • “集客しなくてはいけない”という心理になる
  • 集客心理から広告をかけて集客に走る
  • 来院してもらうための通院指導をし始める
  • 一人からの客単価が大きくなる(売上をあげるための心理)

これらは決していい判断とは言えず、負のスパイラルにハマっていく可能性を秘めています。

負のスパイラル

来院が不安定▸現状の単価で補う▸更に来院数が不安定▸即時に集客するために広告をかける

このループは、来院が不安定であることを認識できていないことになるため本質的には改善していきません。この流れに入ってしまうと広告コストは高くなり、売上高は一時的に増えても利益率は毎月安定しないという着地になっていきます。

治療院マーケター

整骨院や接骨院などの治療院経営において重要なことは、売上高ももちろんですが利益率です。利益率の最大化を図ることがビジネスの基本なので、来院の不安定さを本質から解消していくことがとても重要になってきます。

今回は、整骨院や接骨院の治療院経営において来院数が不安定だったり増えない理由について詳しく解説していきます。今、来院数に伸び悩んでいる先生はぜひ最後までチェックしてみてください。

来院が不安定なのはなぜか?

毎日の来院数が不安定なのはなぜか?というところから分解して考えることが大切です。

それは、確実に“顧客管理不足”からきています。

元も子もない話にはなりますが、来院が不安定な部分は直接患者様と関与した後の話なので大きな理由としてはそこに行きつきます。

治療院マーケター

顧客管理不足というキーワードを分解していくと、6つの理由に分けることができます。

来院が増えない・来ない理由6選

来院が増えない理由

  • 患者様の目的把握が不足している
  • 症状に合わせた通院指導ができていない
  • 来院管理が出来ていない
  • クロージング力が弱い
  • 通院しても症状が改善していない
  • 予約の仕組みができていない

分解していくと、この6つが影響していることになります。これらはどれかが出来ていなくても大丈夫!という話ではないので、来院の流れという意味でも全てできていることが大切になります。

01.患者様の目的把握が不足している

患者様の来院には、必ず”目的”が存在しています。それは一人一人異なるため、問診や日々の施術の中で知っておくことが重要になります。

“患者様がどうなりたいのか?”を全ての患者様で把握できていなければ、来院が不安定になる可能性が増えていくことにつながっていきます。

02.症状に合わせた通院指導ができていない

次にその患者様の症状に合わせた適切な通院指導ができていない可能性が考えられます。

適切な通院指導とは、“症状が改善するための通院日数や期間のこと”を指します。

「また痛かったら来てください」というようなスタンスの運営の場合、症状に合わせた通院指導ができていないということになります。

03.来院管理が出来ていない

通院指導と重なりますが、来院管理とは予約取得までを行ったとしても来ていないというケースもあります。

来院管理とは、結果として1日の人数が目標に達しているかどうか?が重要なポイントです。漠然とした運営の場合、目標値もなければ来院する人数も把握していないことが多いです。

1日の来院人数が不明瞭である場合は、来院管理は不十分ということになります。

04.クロージング力が弱い

次に、毎回の施術におけるクロージング力についてです。

クロージングとは、次回来院の指導や予約日の決定までを含めた場面のことです。適切なクロージングとは、現在の症状・その日の施術後の評価などを踏まえて行っていく必要があります。

施術終了後に、「それでは受付へお願いします。」「次回予約どうされますか?」というような流れになっている場合にはクロージングできていないということになります。

顧客管理という点で言えば、この流れになっている場合には”患者様主体”の来院ペースになっていることが多いです。不安定になっている最大の理由は、通院の主導権が誰か?というのがズレていくことにあります。

05.通院しても症状が改善していない

治療院マーケター

当然ではありますが、良くならないところには行かないですよね・・・。

通院を続けた結果、症状が改善しなかったというケースが多い場合には相対的に来院数は安定せずに離反している患者様が毎月一定水準でいることになります。

この後にも詳細を解説しますが、来院数と離反率というのは密接な関係にあります。どちらも改善していくには当然ながら通院していただいた上での結果も重要です。

06.予約の仕組みができていない

最後の来院が不安定な理由として、予約までの仕組みができていないと結果も伴いません。

来院管理と同時に、予約はどうやって取得するのか?を仕組みにしておくことが重要です。
窓口なのか?Webなのか?それとも予約を受け付けないのか。

どこで・どうやって予約を取得するのか?を考えておかないと、先ほどもお話したように”患者様主体の来院”につながっていきます。

治療院マーケター

調子の良いときだけ頑張るのではなく、自分の調子に関係なく習慣として仕組みにすることが何よりも大切です。

予約システムを導入するだけではダメ

来院が不安定な整骨院や接骨院でありがちな問題が、予約システムを導入しているものの上手く機能していないということです。

予約までの構築がしっかりとできていないと、どうしても全体の予約率は低下していきます。

予約システムの状況を正しく把握していくには、予約率の状況をしっかりと確認することとそれの原因や要因に対して掘り下げて考えることが大切になります。

予約機能を確認する上でのポイント

  • 全体予約率の確認
  • 窓口予約率の確認
  • Web予約率の確認
  • 当日予約の人数確認

全体予約率の確認

全体予約率とは、1ヶ月の運営において予約で来院した比率を出していくことになります。

考え方の例

1ヶ月で350来院。予約で来院が150だった場合、全体予約率は約43%となる。

この時に、注意すべきことは事前に目標値などがなければこの43%という数値自体が良いかどうかも分からなくなってしまうということです。
整骨院や接骨院においての予約率は70%以上を基準として設定できると、毎日の来院が安定し売上向上にもつながっていきます。

治療院マーケター

ただ、この指標を設定したときには”予約を取ること”が目的にならないように気を付けましょう。

予約だけではなく、それ以外の指標に関する重要性について解説した記事もありますのでご興味のある方はご覧ください。

窓口予約率の確認

次に窓口予約率の確認を行っていきます。

窓口予約率は、全体予約数と窓口予約数で計算すれば割合が抽出することができます。

窓口予約率の例

1ヶ月で350来院。予約で来院が150。そのうち、窓口予約が45。
この場合の窓口予約率は、30%となります。

窓口で予約をしている人の割合になるため、当日予約やWeb予約を除いて考えます。そして、窓口予約率が高ければ来院管理力が高く、低ければ来院管理が不十分であるという認識になります。

治療院マーケター

対人サービスというなので、100%窓口予約ができるというわけではないものの“窓口予約を基本”とできているかどうか?が考えるべきポイントです。

窓口での予約には、患者様に対するクロージングが不足している場合には数値も上がりにくいです。つまり、施術の流れが不明瞭な状況で運営していると窓口予約率が低くなるのも必然という流れになります。

Web予約率の確認

3つ目の確認項目は、Web予約率です。

Web予約率は、全体予約数とWeb予約数で計算すれば割合が抽出することができます。

窓口予約率の例

1ヶ月で350来院。予約で来院が150。そのうち、Web予約が105。
この場合のWeb予約率は、70%となります。

Web予約率が高い場合、患者様主体の来院状況になっていると考えるべきです。患者様主体というのは、来院するかどうかを患者様の意思決定で行っているということです。

Web予約率が高い院の場合、誰がどのくらいの頻度で来院するか?というのが曖昧になりやすく、経営自体の不安定化にもつながっていきやすくなります。

治療院マーケター

一生懸命やっているけど、来院が不安定で・・・。というお悩みの場合には来院管理状況から見直すことが最も早く悩み解消につながるポイントになってきます。

当日予約の人数確認

また、予約率とは別にみていくと良い項目が当日予約の人数を確認していくことです。

当日予約の人数と考え方

1日の来院が20人。事前に窓口・Webで予約していた人が10人。当日予約が10人。
この場合の当日予約は50%となります。

事前の予約が少ない=不確実性の高い運営になっている。というのが考えの軸になります。

1日の来院が20人いくかいかないかは、上記の例の場合50%の確率であったということが確認できます。50%の確率では安定しているとは言えないはずです。

治療院マーケター

このように、当日予約者・割合が多い整骨院や接骨院では来院が不安定になり、売上も不安定になるという二重苦につながります。各項目のチェックだけでなく、日々の運営状況から見直すことが大切になってきます。

リピートと予約というのは密接な関係です。
今回の内容と一緒にチェックしていくと良いのがリピート率が低くなる治療院の特徴です。ぜひ一度ご覧ください。

離反率の確認も実施すること

最後に来院数の不安定化を解消していく上で予約と一緒に確認しなくてはいけないのが、離反した人数と率です。

治療院マーケター

毎月離れる患者様の数が多い整骨院や接骨院=売上の不安定化や低下に直結していきます。
売上が悪い=集客という考え方は一見間違っていないように感じていても、離反率が高い状況では集客しても売上は上がりにくいのが実際です。

このスパイラルにハマらないようにするためには、毎月の離反リスト作成や離反理由などを明確にしておくなどの仕組み構築が重要になっていきます。

予約と離反という両面で考えるべきですので、離反率について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

既存顧客の来院数停滞にお困りなら

今回解説してきた内容は、個人院・グループ院に関係なく当てはまるところが多いです。そして、来院が増えない理由でもお話してきたように日々の運営の中で仕組みが構築されていないと数値を改善していくことは難しくなります。

来院管理といった抽象的なキーワードだけではなかなか全体を解消していくことは難しいので、詳細も確認するように意識していきましょう。

Kuruinでは、来院状況や新規数、予約率など日々の数値状況を分析しながらの支援も行っています。「来院が思ったように増えない」「売上が不安定で困る」といったお悩み相談は無料で承っています。お悩み解消をご希望される方は、お問い合わせorLINE公式より気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
CONTENTS