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【 治療院開業前の分析 】開業後の新規集客を成功させる分析方法を解説

治療院開業前には分析が必要
整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院をこれから新規で開業しようと考えている方が必ずやらなければいけないことがあります。
それが、開業前の分析です。
開業する前に出店エリアがどんな状況なのか?を確認・分析していないと、集客の段階で確実に躓きます。ましてやこれだけ治療院が乱立している状況で勝ち筋を見つけずに、ただ開業するのは危険ともいえるアクションになります。
集客の王道のポスティングにしても、SNS広告にしても無限にお金と時間を使えるわけではありません。なので、戦略的に動き集客の設計を事前にしておくことで数ヶ月で自然と80万円水準の売上まで伸ばすことができます。
ちなみに、この80万円は一つの指標となりますが回数券などを使用する必要はありません。純粋に治療院の特徴をしっかりと反映させていけば成果を出すことは可能です。
今回は、この記事の中で治療院開業前の分析だけに特化して解説していきます。実際には、準備期間にやるべきことはこれ以外にも多くあります。準備期間に何をすればいいのか?という疑問がある方は、以下の記事もご覧ください。

開業前の分析手法
いくつかマーケティングの中で分析する方法はありますが、一番手っ取り早くできるのが「3C分析」です。
聞いたことがある方も、無い方も治療院開業における分析について知っておいて損はないです。
まずは、3C分析の概要を説明していきます。そのあとにこのフレームワークを使って分析する内容を掘り下げていきます。
3C分析とは?

Customer(市場)・Company(自社)・Competitor(競合)の頭文字を取って、3C分析というフレームワークになります。
これら3つをひとつずつ丁寧に分析していくことで、開業時の戦略を立てることが可能になります。
開業時のポスティング5000枚配布!とかは何の理由でその数字なのか?が説明できなければ、ただの行動です。この行動には戦略などありません。
ここで重要なのは、“戦略”なのか“ただの行動”なのかという点。
考えた行動=戦略ではありません。事前に考えた戦略を元に行動するのが、通常の流れです。
冒頭でもお話したように、時間が限られている中で成果を出さなくてはいけないのが治療院開業です。これを念頭に考えれば、分析の重要性がご理解しただけると思います。
3C分析で何ができるか?
では、実際に3C分析で何ができるのか?
一つずつの“C”のブロックを分解して、現在の状況を分析していきます。世帯数・人口・競合の店舗(半径2キロ)・自分の治療院の特徴などを紙やGoogleドキュメントなどにまとめていきましょう。
それを用いて、実際に開業する前からの動きを明確にしていき、認知・集客へとつなげていくことを狙っていきます。
この分析をする意味は、結果的に「認知と集客」の効果性を最大化させ、開業後に最短で軌道に乗せるためです。そのため必要な行動量をしっかりと明確にできるので焦ることなく前に進むことが可能になります。
治療院の3C分析
それでは、ここから治療院開業の時にやるべき3C分析をそれぞれ分解して解説していきます。
Customer(市場・顧客)
3C分析をするうえで、一番最初に取り掛かるべき項目がCustomer(市場・顧客)です。
これは、マーケティングの基本中の基本で顧客視点から考えることが戦略の第一歩だからです。自分の売りたいサービスや利用してほしいサービスだけをチラシやホームページに訴求している場合には、“量”で勝負することになります。
顧客視点からひも解いていき、何が求められるサービスか?を具体的にできると訴求の仕方が見えてきます。
Customer(市場・顧客)の分析項目例
- 人口・世帯数の把握
- バス・電車利用の人の人数
- 店舗周辺の家の雰囲気
Competitor(競合)
次に、Competitor(競合)を分析していきます。
競合を分析する理由は、新規で整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院を開業するときに既にその地域にある院の状況を把握することで、集客の戦略が立てやすくなるからです。
Competitor(競合)の分析項目例
- 競合する院の特徴
- 競合院の口コミ数
- HP・MEO対策の有無
- その院の強み
- その院の弱み
これからその地域で開業するのであれば、まずは同業の状況を知ったうえで自分の院ではどんな動きをするべきか?という戦略を練っていくのが通常の流れです。
口コミだけを見てしまいがちですが、実態としてどのくらい利用されているのか?といった視点で分析を進めていくことが大切になってきます。
Company(自院)
最後は、Company(自院)です。
これから開業しようと考えている院の特徴やどんなサービスがあるのか?などを抽出していきましょう。
競合の強みと弱みを抽出したように、自院の場合でも同じような項目で確認していくことが大切になってきます。
Customer(自院)の分析項目例
- 自分の院の特徴
- 自院の強み
- 自院の弱み
いい部分だけに目を向けてしまいがちですが、ここでは客観的な思考で自分の院を分析することが求められます。どうしてもマイナスに感じる部分からは逃げたくなる心理が発生します。
ですが、ここでは自院に足りないことや課題になる部分を把握しておくことで、事前の対策や開業後の動きの対策にもつながっていくのでマイナス要素もしっかりと分析項目として抽出しましょう。
分析から戦略を立てる
ここまでの3C分析から、戦略を立てるところまでがセットです。
具体的に戦略を練り、行動へとつなげていくことで治療院開業の最大の目的である「認知と集客」へと効果を出すことができます。
戦略は、これらの分析をしてから初めて立てることができるようになります。闇雲に行動したり、戦略とは言えない分析レベルのアクションは、結果を伴わない場合が多いです。
今回の内容を踏まえて、治療院開業の準備期間中に3C分析を行っていきましょう。開業してからでもできる分析ではありますが、開業前に行うことが最初の軌道を乗せるために大切になっていきます。
ぜひ、一度取り組んでみてください。