【 治療院集客NG例 】広告費が月10万以上の治療院がヤバイ理由

整骨院/接骨院/鍼灸院/整体院で広告費が月10万以上は危険
CONTENTS

集客方法として広告をかける理由

治療院が広告に投資するのは、多くの場合「新規患者が不足しているから」です。特に競合が多いエリアでは、看板や口コミだけでは安定的な新規獲得が難しく、Google広告やInstagram広告、チラシなどを利用している整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院は毎年増えています。

確かに広告は即効性がありますが、ここに関する本質的な問題はリピートや紹介の仕組み、新規集客が自然と起こるための状況が整っていないことによって広告に依存しているケースが多いです。

例えば、広告で10人新規を集めても、リピートが2人しか残らなければ、来月もまた広告を回し続けなければいけません。これでは利益が積み上がらず、経営は苦しくなる一方です。

治療院マーケター

つまり、広告をかける前にやるべきことはあるのにそれを無視してコストだけかけている場合には失敗する確率が高くなるのは当然です。

月の広告コストが1万円以下でも10人以上集客することは実現可能です。その仕組み構築の中でプラスαとしての役割で広告をかけていくのが攻めの経営手法です。集客のための広告は守りの経営手法であり、それに依存しているので大変危険な状態なのが客観的に考えると分かると思います。

今回は、広告コストが月10万円以上がヤバイ理由とその特徴10個を詳しく解説していきます。現状広告をかけているけど上手くいっていないという治療院の先生は最後までチェックしてみてください。

集客の流れについて

広告費をかけているNG例の前に、集客の流れについても知っておく必要があります。治療院の集客は「広告=集客」が本質的な考えではありません。本来の流れは以下の通りです。

  1. 認知:広告・HP・口コミ・看板・SNSなどで知ってもらう
  2. 来院:予約・初回来院
  3. リピート:継続的な通院(治療計画に沿った提案が必須)
  4. 紹介:患者様からの口コミや家族・友人紹介
  5. 固定化:地域で「〇〇といえばこの院」と認知される

この流れの中で「広告」は最初の入口にすぎません。にもかかわらず、入口だけにお金をかけ続けることがNGだとKuruinでは考えています。

また、認知獲得の方法はもっと他にもあり、それを実際に知らないから安易に広告という手法に手を出してしまうというのが大きな特徴でもあります。

認知獲得手順をしっかりと知り、その段階を踏むことで適切な集客力を院につけることは可能です。
認知の獲得方法については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度ご覧になってみてください。

【 NG 】広告費月10万円以上の治療院の特徴

実際に広告費を月10万円以上かけていて上手くいっていないケースには、確実に理由があります。その理由や特徴を10個ご紹介します。

NGの特徴・理由10選
  1. 月の新規数が毎月不安定or少ない
  2. 新規数に対する紹介率が低い
  3. 集客導線が構築されていない
  4. 広告費が最適かされていない
  5. 広告をかけるのが集客と思っている
  6. 人の情報を見て妄信している
  7. 自分でやっているだけで改善していない
  8. 集客後のリピート率が低い
  9. 集客すべき人数や進捗が曖昧
  10. ランニングコストのボーダーが決まってない

広告をかけていくこと自体は悪いことではありません。ですが、前提としてのベースが無い状態で運用をしていたりするのは売上高しか見ていない典型的な思考になってしまいます。

経営は本来、売上高ではなく利益率を求めていくものです。売上の低い状態だからと攻めの広告費をかけるのは博打に近い選択です。

広告は最適化して利益率を維持しながら、プラスの要素で運用していくことが出来るのが理想です。
その状況を適切に作るためにNG理由10個に関して詳しく解説していきます。

01.月の新規数が毎月不安定or少ない

毎月の新規数が不安定だったり、新規が少ないときに広告をかけるという選択になるかと思います。

ですが、これらの本質的な理由は広告では解消しきれない可能性が高いのが事実としてあります。そこを解消せずに広告をかけてもただお金を捨てているような行為に近くなります。

治療院マーケター

なぜ新規数が毎月不安定なのか?新規数が少ないのはなぜか?を明確にできていないのに広告をかけてもそれに依存するだけなのでコストはかかりつづけます。

広告自体が新規集客のための手法であることは間違いありません。ですが、ここでの本質的な焦点は”それをしなくてはいけない状況はなぜか?”という部分です。

新規数が伸びないのは、集客の仕組みに問題があると考えるのが普通です。そこから見直すために以下の記事を参考にしてみてください。

02.新規数に対する紹介率が低い

毎月来院する新規数のうち、何割が紹介で来院しているか?はとても重要な指標です。

これが低ければ低いほど、不確実性の高い経営になっており、毎月新規数が増えずに困るという流れになりやすいです。

治療院マーケター

Kuruinが推奨している紹介率の適正値は、30%以上です。
10人新規患者様が来院した場合、3人以上は紹介で来ているということです。

この最低ラインを超えていないと、毎月新規を集客するために広告コストをかけなくてはいけなくなり、経営はいつまで経っても安定しないという流れになります。

紹介率の低さは、顧客満足度からの影響もあるので全体的な見直しが必要になります。毎月の紹介率や紹介者数を把握していない場合にはすぐに計測するようにしましょう。

紹介率をあげるためにはどうすればいいのか?という悩みもあると思います。そのようなお悩みに関しては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

03.集客導線が構築されていない

「広告費を多くかけているが、集客がうまくいかない・・・」というケースのほとんどに、集客導線がうまく構築されていないことが問題になります。

治療院マーケター

集客をするために広告をかけるのに、その後のアクセス先や予約までの導線設計や興味・関心の惹きつけ方などが曖昧なまま運用しているというケースも少なくありません。

こういった場合には、広告コストをどんなに積んでも成果が出ないのでジリ貧になります。集客・売り上げを伸ばすための広告なのに結果が伴っていない場合にはしっかりと全体感を見直すようにしてみてください。

見直すべきポイント

  • 広告のクリエイティブ要素
  • HPデザインや訴求の流れ
  • 予約遷移のボタンや位置
  • スマホでの視認性
  • 予約システム内の初回予約の配置

上記のポイントをひとつずつ見直す、友人や家族に見てもらい感想をもらうなど客観的視点での意見を取り入れるようにすると広告を実際にかけたときに上手くいくようになります。

04.広告費が最適化されていない

集客するために広告費が月10万以上になっている場合、回収コストも高くなります。初回施術で4000円と仮定した場合に、25人集客して初めてプラマイゼロの状態です。

治療院マーケター

これだと、正直キツイですよね・・・。

そしてこの人数が集客できていない場合、何をして回収しようとするか?という点は、高額な回数券販売へとつながっていきます。

回数券のビジネスモデルは、高額・高回数でなくても月100万は狙えます。むしろ高額でない戦略で進めていくと低評価口コミも避けることができます。

個人院で売上高200万、300万みたいな治療院もありますが低評価口コミがあるのも事実です。そしてその背景のほとんどに高額・高回数の回数券による不満が書かれています。

広告費を最適化していけば、月1~3万で10人の集客効果をつくることは可能です。やり方や戦略の部分の構築が重要になってくるので、金額ではなく思考で勝負するのがおすすめです。

回数券や口コミに関する詳細は、以下の記事で解説していますのでご参照ください。

05.広告をかけるのが集客と思っている

広告=集客が増えるというのはあながち間違いではないものの、適切に運用して初めて成果となります。そして広告に依存していることで起きるリスクが”ランニングコストを下げることが出来ない”という負のスパイラルに入ります。

集客が広告に依存している整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院は大変危険です。むしろそれ以外の集客手法がうまくいかないところを改善しない限り、広告をかけ続けるという連鎖からは抜けられません。

治療院マーケター

Kuruinがサポートしている治療院の9割以上が広告をかけずに毎月10~20名の新規が来院する流れになっています。つまり、やり方を構築していけば広告はかけずとも集客することはできます。

広告費の最適化だけでなく、それ以外での集客手法の構築を行っていくこともしっかりと考えて運用することが最終的な利益率へと大きな影響が出てきます。

06.人の情報を見て妄信している

今、SNSやYouTubeによって発信している人が増えているため情報にアクセスしやすいという環境であることは間違いありません。

ですが、その発信を鵜吞みにしているだけでは逆にカモになってしまうかもしれません。

情報には必ず裏があります。その背景をどうやってとらえるか?で自身の結果も変わっていきます。やり方や考え方をインプットするくらいのレベル感なら良いと思いますが、”この人の発信=全て正しい”という盲目的なとらえ方をしてしまうと危険です。

複数の情報へアクセスし、何が自分に合っているのか?どの考え方が重要だと思うか?という視点で一つ一つを考えて消化することが重要になってきます。

治療院マーケター

集客にしても売上向上にしても、考え方と戦略がしっかりと定まれば結果を出すことはできます。まずは軸がブレないような状況を作りましょう。

07.自分でやっているだけで改善していない

整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院でよくあるパターンが、「自分で広告運用を行っているものの上手くいかない・・・。」と悩んでいるケースです。

広告は運用状況を把握し、テスト運用なども踏まえながら進めていくのが基本です。

ひとつのやり方や内容に固執するのではなく、複数のやり方・結果の分析を行っていきながら院に合った広告へと最適化をめざなくてはいけません。

広告をかけているけど、上手くいっていないというのは運用の仕方に課題があることが多いので定期的に立ち止まって見直す習慣を入れるようにしていきましょう。

治療院マーケター

広告は出稿してから10日ごとに進捗を追っていくのがおすすめです。

広告に関する詳細は、以下の記事で解説していますので興味のある先生はご参照ください。

08.集客後のリピートが低い

広告だけに目がいきがちだと思いますが、広告が必要な理由=集客しなくてはいけない状況であるということになります。

治療院マーケター

これは逆に考えれば、リピート率が低いことが影響し、広告をかけ続けなくてはいけない状況になってしまっているので負のスパイラルから抜け出すには集客後の状況もしっかりと把握しておく必要があります。

広告による集客は、広告の内容によっては一見さんが増えてしまうためリピート率が低くなり、広告が常に必要という流れも多くあります。

これを打開していくには、広告の質と施術や身体評価、中長期の診立て、クロージング力などを意識的に運営していくことが大切になっていきます。

  • 広告の質=極端な低単価で集客しないやり方
  • リピート率=目的把握と現状からの診立て説明と施術の結果

結果的に、顧客満足度が上がる仕組みを広告からの集客で作ることがリピート率低下を避ける方法にもなってくるので戦略的に構築していくようにしましょう。

09.集客すべき人数や進捗が曖昧

目標値や運営の最適人数を把握していないことによって、集客しなくてはいけないと思って広告をかけているケースもあります。

売上は”人数×単価×頻度”で決まるので、広告で集客すべき人数まで運用するのが基本です。

これらの把握が曖昧な場合には、現在地が不明確なので広告を運用していても上手くいっているのか?それとも改善が必要なのか?というのも見えにくくなってしまっている可能性も出てきます。

集客のために広告をかけるのであれば、現状の売上状況と課題を明確にしてから出稿するように意識をしましょう。

広告をかける以前の問題で、現状離反率が高いのであればそこを改善する努力をしなければ、いつまでも広告に依存する形になっていきます。

離反率の重要性と考え方については以下の記事をご参照ください。

10.ランニングコストのボーダーが決まってない

これは日々の整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院での経営に関することですが、毎月のランニングコストのボーダーラインを事前に決めておく必要があります。

例えば、利益率5%以上を維持するために広告費は●●円までといった具合で、事前に限界値を決めておくことで集客手法への考え方や広告の運用にも工夫が生まれます。

「集客がしたいから、とりあえず5万広告かけて・・・」みたいな安易な考え方では、最終的な成功へとつながりにくくなってしまいます。

治療院マーケター

まずは毎月のコストを把握し、利益が出ているのか・出ていないのか。それは具体的に何%なのか?というところまで算出することが広告をかける前の大前提の行動です。

広告以外の集客手法を行ったうえで、リスクを取らなくてはいけないという判断であれば良いと思いますが、それらを行っていないのに広告だけに依存するのは負のスパイラルへとつながっていくので大変危険です。

広告は適切に運用すれば集客できる

広告がNGなのではなく、その手法や考え方が定まっていない運用はコストが増える要因になるため危険(リスク)という観点から解説をしてきました。

治療院マーケター

実際に広告をかけることで、集客効果を最大化させて収益を伸ばすケースは多くあります。

今回解説してきた内容を踏まえたうえで、今の治療院経営状況・施術の運営状況などをしっかりと確認してから動き出すようにすることが成功へとつながっていきますのでぜひ取り組んでみてください。

広告に依存しない治療院運営の仕方

整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院の経営で広告に依存しない方法はあります。

無料で集客可能なチャネルを仕組み化する

  • MEO対策(口コミ・上位表示)
  • SEO対策(コンテンツマーケティング)
  • インスタストーリーの使用
  • SNSを活用したWebアクセス率アップ
  • 紹介による集客導線の確立

上記のような基本的なことを構築していくことで、広告を使うことなく集客を安定させることは可能です。

治療院マーケター

時間軸で考えれば、中長期的な視点になりますが最初からこれらを仕組み化することができると、毎月自然な流れで集客が実現できるようになるため、経営も安定していきます。

毎月新規数が安定している治療院は、確実に売り上げも安定しています。そこからプラスαを出すために広告を出稿してけば、さらに売上を伸ばせるという流れになっていきます。

つまり、広告をどのような状況で使っているのか?で心理的・実務的にも差が出てくるということになります。
闇雲に広告費をかける前に、今の状況を整理するフェーズがあるかどうかでその後も変わってくるので、意識するようにしましょう。

広告での集客脱却をしたい先生へ

今回は、整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院に起こりがちな広告集客の落とし穴の部分について詳しく解説してきました。

実際に、集客の課題があるものの広告に依存しなくてはいけないと思っている背景には必ず問題点があります。課題が集客で問題点は別にあるということです。

そのようなお悩みを解決したり、広告依存の集客から脱却したいと考えている先生は、Kuruinへ一度ご相談ください。

Kuruinでは、広告の活用方法のサポートもできますが、それより手前の広告をかけずとも集客できる状況作りから行っていきます。
今の状況から脱却したいと考えている先生がいらっしゃいましたら、無料相談可能なお問い合わせorLINE公式より気軽にご連絡ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
CONTENTS