【 整骨院/接骨院/鍼灸院 】複合型開業モデルで成功する方法を解説

整骨院/接骨院/鍼灸院/整体院で複合型モデルで開業する方法
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複合型モデルとは何か?

複合型モデルとは一般的な手技による施術だけではなく、プラスαの付加価値を作りながら運営するビジネスモデルのことです。

これからの時代において、保険・自費といった括りだけではなく他の要素を積極的に取り入れることでそれに興味のある人を集客できる可能性を高めることができます。

複合型モデルの例

  • 接骨院×リハビリ・運動療法
  • 整骨院×パーソナルトレーニング
  • 整骨院×コンディショニング
  • 整骨院×AI姿勢診断
  • 整骨院×運動系物販
  • 鍼灸院×運動療法
  • 整体院×会員制ジム
  • 整骨院×運動指導施設併設
  • 鍼灸院×睡眠ケア・自律神経調整

これらは、現在のトレンドでもありますが今後は更に異なるジャンルとも併設したモデルが出てくる可能性もあります。親和性の高いもの同士を掛け合わせることが多いのが特徴なので、幅を広げた考えで進めていくと市場で初めてを創り出すことも可能になっていきます。

今回は、いくつかのモデルをピックアプしそれらの詳細について解説していきます。整骨院や接骨院、鍼灸院などだけでなく幅広いビジネスモデルを構築したい方はぜひチェックしてみてください。

モデル例|整骨院 × パーソナルジム

ターゲット

慢性腰痛・肩こり、術後や産後の機能低下、40〜60代の筋力低下予防

主なメニュー・価格例

  • 自費初回評価6,000円、改善コース7,000円/回
  • パーソナルトレーニング6,000円/45分 

これらを軸にサービスの質に合わせて単価・時間・回数券などを構築していきます。

動線設計

保険(急性期)→ 自費評価 → 改善コース6〜8回 → パーソナル移行 → 月額会員+定期再評価
根本から改善するプログラム施術化することで、途中の離反・離脱率が下がり結果的にLTVの上昇にもつながります。

収益設計

来院ベースに加え、回数券でMRRを作る。自費移行率30〜40%、回数券継続率85%を目標
これはあくまでも理想値ベースなので、MRR(月間経常収益)がどのくらいになるかを具体的に計算して構築することが大切になります。

主要KPI

  • 自費移行率
  • 回数券継続率
  • 1人当たりLTV
  • 評価→運動移行率、CPA

モデル例|接骨院 × コンディショニング・リカバリー

https://o2-capsule.com/

ターゲット

アスリート、肉体労働者、デスクワーカーの疲労・回復需要

メニュー・価格例

  • リカバリー20分3,000円
  • 振動・圧迫機器or酸素ルーム2,500円
  • 手技+機器併用60分4,500円
  • 月額リカバリー会員9,800円(回数無制限)

動線設計

施術 → リカバリー体験 → 回数券(5〜10回)→ 会員化

収益設計

機器時間売上は粗利が高くスキマ時間に販売可能。客単価+1,500〜3,000円を積み上げが可能になります。
ここでの大きなポイントは、施術(自分で生産する)以外の収益モデルを構築できることです。

主要KPI

  • 客単価
  • 機器稼働率
  • 回数券消化率
  • 再来率or離反率

モデル例|整骨院 × 姿勢診断×運動

https://lp.sportip.ai/

ターゲット

肩こり・腰痛で長年悩んでいるビジネスパーソン・主婦の30代後半から50代

メニュー・価格例

  • 姿勢評価・AI診断機器による現状把握
  • 全身状態に合わせた自費施術
  • その後、運動プログラム実施
  • 姿勢評価を毎回来院前後で行う

動線設計

姿勢評価→施術→運動プログラム(オリジナルメニューorリハサクなど使用)→回数券or会員化

収益設計

紹介率が高い領域のため顧客獲得コストが低下。他との差別化にもなりやすいため、利用者数を増やしていき、回転率重視なら1回単価は抑えめで、時間単価から設計をしていくことが大切です。

主要KPI

  • 紹介率(30%目標)
  • 継続率(3か月85%)
  • 回復度指標(姿勢の評価診断・角度や動作可動域など)

モデル例|整骨院 × 姿勢・歩行 × インソール

ターゲット

外反母趾、扁平足、膝痛、足部アライメント課題のある一般層
運動盛んな小学生から高校生にかけての学生

メニュー・価格例

歩行・足部評価6,000円、機能改善6,000円/回、オーダーインソール25,000〜40,000円

動線設計

評価 → 施術+運動 → インソール提案 → 再評価 → 月1メンテ

収益設計

インソール粗利が高くLTVを底上げ。評価→物販→メンテの循環で年間売上を安定化することが可能になります。

主要KPI

  • 身体評価→物販成約率(30%目標)
  • 再評価継続率、クレーム率
  • 購入継続率

モデル例|整骨院 × スポーツ施設

ターゲット

小中高の競技者、保護者層、部活動・クラブチーム

メニュー・価格例

アセスメント6,000円、パフォーマンス向上クラス(月4)12,000円、チーム契約(派遣)月5〜15万円

回遊動線

個人評価 → クラス体験 → 月額クラス入会 → シーズンごと再評価+個別強化

収益設計

チーム契約+月額の二パターンを構築。季節変動を相互補完しながら、継続性の高いモデルで運用可能です。
この収益モデルを構築するまでの認知・集客が大変になるので、そこも事前に考える必要があります。

主要KPI

  • チーム継続率
  • 個人月額継続率
  • 紹介数
  • 怪我発生率の軽減度合い

モデル例|鍼灸院 × 睡眠・自律神経ケア

ターゲット

不定愁訴、更年期、交代勤務者、経営層

メニュー・価格例

睡眠評価+ヒアリング6,000円、施術40分6,000円、呼吸・ストレッチ指導45分5,000円、月額サポート9,800円
酸素ルーム・近赤外線治療器(レーザー)の使用など鍼灸以外の要素で、専門モデル化

動線設計

睡眠評価 → 施術+セルフケア指導 → 習慣化プログラム(月額)→ 定期見直し
※基本個室型施術にするのが望ましいです。

収益設計

鍼灸施術の時間だけでなく、その他の機器を複合的に使用することで、一人あたり単価のアップ
鍼灸院のほとんどが、鍼灸で勝負するのを逆手に取り、専門機器を取り扱うことで差別化にもつながります。

主要KPI

  • 就床時刻遵守率
  • 自己申告睡眠満足度
  • 継続率
  • 離脱・離反率

複合モデルにすることで幅が広がる

これらの複合モデルは、潜在顧客の範囲も広げることができるので相対的に利用者は増えやすい可能性を秘めています。

その反面、テナントの大きさ・初期の収益計画・集客戦略など具体的に決めてからスタートさせることが重要になっていきます。
つまり、複合型モデルで始めるのには初期投資や回収コストの部分までしっかりと決めなくていけません。

これからの時代は、整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院だけでなく選択の幅を広げたビジネスモデルも視野に入れておく必要が出てきました。競合が多い分、同じ土俵ではなく他の要素と組み合わせて顧客の層を広げることで経営力も強化することも期待できます。

Kuruinでは、ジムや運動療法などの複合的なサービス構築経験もあります。会員化や集客モデルのサポートなども可能ですので、複合型サービスで開業をしようと考えている方は一度お問い合わせorLINE公式よりご相談ください。

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