Service List
サービス一覧
【 治療院開業 】プレオープンから集客を成功させるための具体的戦略

【 新規開業の課題 】プレオープンでの集客
新規で整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院を開院するときにプレオープンイベントをやるかどうかで悩んでいる先生がいらっしゃいます。
結論から言えば、プレオープンイベントはやるべきです。
治療院のプレオープンイベントは逆算から何をするのか?どのくらいやるのか?というのを決めていくのが基本的な流れになってきます。
プレオープンをやるべき理由
- 地域への認知獲得を広げやすい
- 利用の障壁が低くでき、初回利用者を増やせる
- プレで初回利用者が増えれば、次回予約のチャンスができる
- プレである程度予約獲得できると、初月から売り上げが成り立つ
- オープン後に余裕をもって次の戦略へ移せる
上から順に流れとして理解していただき、それを達成するためには何をするべきか?を考えていくイメージです。
プレオープンは何日が良いのか?
では実際に、プレオープンイベントはどのくらいやるべきなのか?というと、最長で3日間程度でOKです。これは戦略的にも長くても短くても良くないというところから、3日がベストになります。
イベント内容をしっかりと企画していけば、この期間だけで個人でも30人以上の集客効果を出すことができます。スタートダッシュをしっかりとかければ、初月からの売上に大きな影響を及ぼすのでプレオープンイベントはぜひ行っていきましょう。
今回は、治療院の新規開業時のプレオープンイベントに関する戦略面を詳しく解説していきます。これから開業予定の先生は最後まで一度ご覧になってみてください。
新規開業に関する準備などに関しては以下の記事で詳しく解説しています。


プレオープンで行うと良いイベント

それでは、さっそく整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院の開業時のプレオープンイベントに関してですが以下のどれかが基本選択肢となってきます。
プレオープンでおすすめのイベント内容
- 施術体験会
- 無料相談会
- 特定施術体験会

ひとつずつ項目を分解して、考え方や内容を掘り下げていきます。
01.施術体験会
施術体験会は、そのままですが実際に施術を体験していただくイベントになります。
この時に決めておくべきこと
- 1枠あたり何分でやるのか
- 1日何時間行うのか
- 1日何人まで対応できるのか
最大時間・最大人数を出しておき、それをベースにチラシの限定訴求へとつなげて制作をしていきます。一般的には1枠30分枠・施術15分程度で身体評価やクロージングなどに時間を使うように構成することが重要になってきます。
02.無料相談会
次に無料相談会ですが、施術などは行わずに身体に関する無料相談を受けるという内容になります。
【注意ポイント!】
「無料で相談できる!」という訴求は一見効果がありそうですが、症状が改善するわけではないので効果が欲しい見込み顧客からすると少し弱めの訴求になります。
ここで工夫をするならば、身体評価や姿勢評価、筋力評価といった項目も組み合わせることで反応率を上げることができます。
組み合わせの例
- 運動療法特化型なら、運動機能評価+インボディ測定
- 根本改善系なら、姿勢評価+歩行動作評価
- 整体系なら、筋力評価と原因説明
それぞれを正しく評価していくことと、プラスαのサービスを無料相談会の訴求の中に入れておくと反応率があがります。
“無料相談会やります!”よりも”筋力評価から身体機能評価を基に無料相談会実施します!”という訴求の方が見込み顧客には刺さりやすいコピーになってきます。
03.特定施術体験会
特定施術の体験会とは、鍼灸や骨盤矯正などの特定の内容だけをしっかりと行うイメージです。
【注意ポイント!】
これはそれらの施術に興味があったり、知っている人に関しては反応率を高められますが整骨院や接骨院、鍼灸院といった場所に行ったことが無い人はイメージしにくいので反応率が落ちる可能性もあります。
特定施術の例
- 鍼灸施術
- 骨盤矯正
- ストレッチ
- 特殊電療
- 超音波画像診断
ストレッチ・電気などの通常施術以外のものが無料で受けられるようにしてコアなターゲットに刺さるようにするような内容にするイメージです。
ただし、項目の冒頭でもお話したようにこれらは知らなかったり・興味のない人・潜在顧客層には響かないので注意が必要です。
プレオープン前に決めておくべきこと


ここまで解説してきたやる内容とは別軸にしっかりと構築していかなくてはいけない部分もあります。イベントはフロントエンドであって、実際にはバックエンドまでを考えた戦略を事前に決めて動くことが必要になります。
フロントエンドとは、サービスの入り口となるもの(施術体験会など)を指します。最初の顧客との接点を作るための施策。
バックエンドとは、フロントエンドによって接点を作った顧客の利用継続のための施策。予約率や来院数を最大化させるために取り組む施策のこと。
実際に”成果”に直結させるためには、必ず以下の項目について取り組むようにしましょう。
プレオープン前に決めておくべきこと4つ
- 初月の目標患者数
- 初月売上目標
- 逆算からプレオープンで必要人数
- プレからの予約獲得率



ひとつずつ項目を分解して、考え方や内容を掘り下げていきます。
01.初月の目標患者数
最も重要な要素として、初月の着地目標人数を最初に決めておく必要があります。
これが曖昧だと、売上はもちろん上手くいかないのと、初動で失敗していくため焦って別のことをやらなくてはいけないといったマインドにもなりやすいです。
初月なので、新規数とイコールなので何人初めて利用してもらえるか?もらいたいのか?といった観点で決めていく必要があります。
- 初月の人数だけではダメ
- 四半期の目標人数
- 半年の目標人数
- 損益分岐点までの流れの構築
上記のこれらはスタート前には必ず算出しておくべきです。事業計画書という形でスプレッドシートで細かくまとめておくのがおすすmです。
損益分岐点に関する考え方の詳細は以下の記事で詳しく解説しています。





初月から半年の目標人数は、集客戦略の反応率を概算で出していくと動きの内容と人数予測を割り出すことができます。
例|目標人数30人=ポスティング反応率0.3%=チラシ配布枚数10000部
これを前提に行うのであれば、初月30人クリアの見込み行動まで出すことができます。
02.初月売上目標
初月の目標人数と同時に、売上自体もスプレッドシートにてまとめておくのがおすすめです。



これも人数と同様に、初月・四半期・半年の目標売上推移を概算で算出していきます。それをベースに見ていけば、1日に何人整骨院や接骨院に来ればいいのか?1回単価はどのくらいがいいのか?というところまで算出することができます。
この時に、損益計算書に近い状態でランニングコストも出しておくことで利益率がどのくらいになるのか?という具体的な数値感をスタート前にイメージすることができます。
当然、必ずその通りの売上になるわけでありません。ですが、具体的に算出しておくことで計画していた部分とどこに差異があるのか?というのも簡単に見つけられます。
そういった細かな部分の気づきは、具体的なアクション(行動)にもつながります。
03.逆算からプレオープンで必要人数
半年先まで具体的な推移を決めておくと、当然初月の人数が出てくるのでそれをスムーズにクリアするためにプレオープンで集客しなくてはいけない人数も割り出せます。
プレオープンは、整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院の最初のタッチポイント作りになるので成功するかどうかでその後の経営に大きな影響を与えるのでしっかりと決めていきましょう。



人数を決めるだけでなく、次のステップまで決めているかどうかが大きな分かれ目になります。
04.プレからの予約獲得率
初月目標患者数からプレオープンの必要人数を割り出していき、それで終了ではありません。
事前に目指していきたい予約獲得率を算出しておくことも大切なポイントです。
例えば、30人集客できても次回予約率が20%だった場合には6人しか残りません。
これでは、初月の売上目標が遠のいてしまうため次回予約率の予測・それを達成するための具体的な動きも決めておくようにするのがおすすめです。
例|プレオープン目標
30名集客▸次回予約率70%=24人
初月目標集客人数目標40名=残り16名
いつオープンするのか?で変わってはきますが、月の頭で開院することが多いと思いますので初動がうまくいくと初期集客に必要な人数を大幅に減らすことができます。
プレオープンの最大のポイントは、整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院がオープンした後の動き方が変わるという点です。
プレオープンの集客戦略


ここまでプレオープンの時に何をするのか?や具体的な目標数値について解説してきましたが、そもそもプレオープンにどうやって集客するのか?を疑問に思った先生もいらっしゃると思います。



開院のタイミングでは、宣伝広告費は少し多めに用意するのがおすすめです。ずっと月5万・10万もかける必要はないですが、最初だけは余剰があった方が動きの量も増えるのでスタートダッシュにつながりやすいです。
プレオープンの集客戦略
- 戦略的ポスティングの実施
- SNSの稼働(オープン前から)
- HPのデザインとトップページでの告知
- MEO対策をプレオープン前から実施
集客とは、マーケティングの観点で言えば”流れ”のことなので一つ一つが繋がるように設計をします。ひとつだけを頑張るのではなく、複数の施策を同時に実施していきカバーできる範囲を広げるようなイメージです。
上記で挙げた項目をしっかりと行うことで、最終的には月1万円以下でも個人院で毎月10名以上の集客できる整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院になります。
月1万円以下で10名以上の新規を達成する方法は以下の記事をご参照ください。


開院5ヶ月で月40名の新規集客した個人鍼灸整体院の実例詳細も紹介しています。


プレオープンの集客状況でその後が決まる


今回の内容は、これから整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院を開院する人にとって知っておくべきことであり、実際に取り組んでいかなくては成功は難しいことになります。
プレオープンの集客有無がその後の成否を決めるほど大きな影響をもつため、必ず実施した方が良いです。
また、単純に「みんながやっているから・・・。」という理由ではプレオープンイベントは実施しない方がいいです。やるのであれば、戦略を事前に構築しておくのがおすすめです。



最低でも開院2ヶ月~1ヶ月前までにはある程度今回の内容を決めておくようにするのが慌てずに動けるので意識してみてください。
新規開業前の戦略でお悩みの先生へ
これから整骨院や接骨院、鍼灸院、整体院を開業する際に今回解説してきた戦略構築が苦手な先生もいらっしゃると思います。
実際に戦略を構築し、しっかりと動けた院が成功します。難しい・苦手だからといってないがしろにしないようにしましょう。
Kuruinでは、そのようなお悩みにお応えするためにHP制作からチラシ制作、認知獲得・集客戦略まで治療院の経営に必要なことを全てカバーできるようなサポートを行っています。
新規開業前の動きの相談は無料でも承っているので、気になる方はお問い合わせorLINE公式より気軽にご相談ください。